今年の8×10活動 大判カメラのこと
・X(旧Twitter)等々からきてくださってる皆さんはご存知かもしれないですが、2021年から8×10のカメラで写真を撮ってます。
・多分量産されている写真用のフィルムだと最大のサイズになるはず?
(A4サイズくらい)
・今年も8×10のレンズ買ったり、写真撮りに行ったり、写真展をしてきました。
最近買ったレンズ
・そんな写真展に向けて?今回はこんなレンズを使っていました。
・ILEX-CALUMET CALTAR 12in. f6.3っていうKodakのCommercial Ektarに似てる気がするアメリカのレンズです。
・CALUMETというブランド自体は初耳ではありませんでした。戦前にアメリカで設立された写真関係の小売店だったり、ラボサービスを行っていた会社ですね。
・日本でいうところのヨドバシカメラとか在りし日のドイとかそんな感じのところになるのかな
・以前使っていたCommercial Ektarは10 in.だったため、12 in.の焦点距離を使ってみたかったことや、3万未満で売っており、最悪アクメの4番のシャッターにレンズのおまけが付いてるって思えばいいかなと思い、気がついたら旅行中に梅田の地下街歩きながら注文 & 決済を済ませていました。
・実際のところILEX-CALUMET CALTARはKodak Commerical Ekatarの生産終了後に再設計した同スペックのレンズのようです。
・この時代のアメリカ製レンズは作りが良くて素敵ですね。
・シャッターが大きいこと、口径が大きいことは正義です。
・レンズボードはあらかじめ穴が開いていたDeardorffのボードがピッタリだったので、また近くのホームセンターに行って加工みたいなことは避けられました。
・自分で色んな工夫をして、加工をして、色んなことができるのはラージフォーマット・ウルトララージフォーマットの一番の魅力かなって思います。
テスト撮影兼朝活に行ってきた
・そんなわけで朝活や先述の写真展に向けて8月に神奈川県の城ヶ島までテスト撮影に行ってきました。
・この時期海水浴の人たちも多いのですが、朝早く行くと貸切状態で最高に8×10日和でした。
・そしてバス停から撮影場所まではそこそこアップダウンの激しい道だったので機材を背負って三脚持ちつつ良い運動になりました。
写真展に向けて8×10のプリント
・いい感じに朝活で写真も撮れたので写真展に向けてプリントです。
・家に暗室があるとはいえ、スペースやサイズの制約が大きく、今回の写真展用に大全紙(20 in. × 24 in.)サイズのプリントをする時はいつもレンタル暗室頼みです。
・高校生の頃から10年以上お世話になっている横浜桜木町のレンタル暗室「ザ・ダークルーム」さんでいつも8×10のプリントを行っています。
・高校の頃にも写真展前に4×5をやっぱり大全紙にプリントしていたりもしていました。10年経ってネガサイズだけ大きくなって同じことができているってなんとなく感慨深いですね。
・フォーマットが特殊なこともあり、関東圏内でも8×10のできるレンタル暗室はほとんどありません。ダークルームさんはそんなこともあり貴重なレンタル暗室です。
・今回は天候条件も相まってか、ネガの濃さもちょうどよかったのでプリントには苦戦せず、すんなりと仕上げることができました。よかったよかった。
TOKYO 8×10 EXHIBITION 2023
・相変わらず今年もTOKYO 8×10 EXHIBITIONに出展していました。
・国内でも珍しい?8×10以上のフォーマットで撮影している人たちの写真展です。
・年に1度は大きいフォーマットの展示をする機会がないと写真撮るモチベーションとか大きいサイズにプリントする機会も技術も無くなってしまうので大切なことですね。
・大きいサイズにプリントしたいからっていうのも8×10を始めた理由の一つです。
残り少ない今年と来年にむけて
・今年も無事に8×10で写真を撮る、展示するっていうことを無事に終えることができました。
・いつも重い機材を背負って写真を撮り続けられるのも毎年目標になる写真展があることや撮りに行きたいところ、撮ってみたいシリーズがあるおかげです。
・そして毎晩Xのスペースで開かれている謎の大判ユーザーの集いのおかげでモチベーションも保っていられます。
・残り少ない今年も暇を見つけてどこかに撮りに行きます。
・そして来年はまだ8×10のカメラで関東圏を脱出したことがないので遠出してこんなシリーズ撮れたらいいなって漠然と考えています。
・とはいえ、まだまだ8×10と仲良くなるには時間がかかりそうです・・・