𝐒𝐨𝐮𝐥 𝐉𝐨𝐮𝐫𝐧𝐞𝐲 𝐢𝐧 𝐎𝐊𝐈𝐍𝐀𝐖𝐀 ❹

1/24。

2日目のこの日は、午前中にダンスメディスンのワークショップ。

前日の晴れわたった夏のような天気から打って変わって、そとは、嵐のような風が木々を揺らし、吹き荒ぶ。

この日はなんでもあり、なにが起こるかわからないような気配がわたしたちを包む。

まず、からだに触れ合うマッサージ。
息を吐きながら、声を出しながら。

相手のからだ、女性の器を、尊厳と愛しみをもって触れる。

きのうからの流れがあって、はじめましてのひとばかりじゃないから、リラックスしていた。

今日が初めてのひとも、こころの準備と覚悟をもって来ているのがわかった。

だからこそ、こころもからだも、オープンなのがお互いに伝わってきて、なんの抵抗も違和感もなく、きもちよさに溶けていった。

ダンスメディスンで現れた、大地を叩いて泣き叫ぶ女性

マッサージのあとは、マインドを振り払うため、手を突き上げて、「ウォッ　ウォッ　ウォッ」と動物のような声を出しながらひたすらジャンプ｡

疲れでどうにかなりそうになりながら、目の端にうめちゃんが飛んでいるのが見えて、やらなきゃと思う。

そのあと、どうしてこうなったのかはわからない。

わたしは床やドア、あたり一面叩き鳴らしていた。

怒り、というのか、わたしのなかから突き上げてくる衝動。

"ここから出して！！！"

そうして、「声に出せ！」というlataさんのかけ声に、ここぞとばかりの遠吠えのような叫び声。

まさに、嘆き、だった。

声とともに流れ落ちる涙。

わたしは直感で、このひとはアフリカの大地を叩く女のひとだと思った。

なんの怒りなのかはわからない。

ただただ、悲しかった。

今肉体を持っているわたしができることは、彼女のその悲しみに寄り添い、ただただ、怒りとして表出させてあげることだった。

だから、どれだけ手が痛くなろうと、わたしは彼女に身体を貸した。

彼女が出したいままに、出させてあげた。

怒りの解放が、はじまっていたのかもしれない。

前日の怒りの表出もつながっていた。

ハートオープンである、ここが軸

そのあとは、目と目で見つめ愛うハートコネクション。

わたしのものではない記憶を脱ぎ捨てたあとには、今を生きる"わたし"がいた。

ワークのあとのわたしが、別人に見えたのは、きっと一皮も二皮も剥けた"ほんとうのわたし"がいたからかもしれない。

そんなわたしとあなた、
瞳の奥の奥にいるほんとうのわたしとあなたがつながる。

そこには、真実を生きるわたしが、あなたがいた。

わたしは、じぶんの真実を、こころで見た。

わたしのなかにあたたかさを感じていた。

こころを開いても、だいじょうぶだった。

こころを開いたから、ひととつながることができた。

こころを開くことで傷つくかもしれないというのは、幻想だった。

今、わたしは、だれかのためにいるのではない。
わたしは、わたしの内なる美しさを感じていた。

裸になってもだいじょうぶ、つながれるという感覚こそが、わたしの真実だった。

heart openingを体験したあと、またもとの殻に閉じこもってしまうんじゃないかと怖かった。

ひとがどう言おうと、
それで揺らぐことがあろうと、
みんなが必要なプロセスにいて、
今はそういうフェーズにいるだけ。

ここからがほんとうのはじまり。

一歩登ってまた一歩。

そのいっぽいっぽのステップが悟り。

癒しにも終わりがない。

こころだけはいつも愛に開いていよう。