リスカ実録とともだちのくれたリスカ用カッターとともだち

中学生のとき、ギャルかってくらいのでこでこしたサブカル系のデコカッターをともだちがくれた。
その子はいわゆるメンヘラで、いかにも最近の中学生だった。中学生なんてこんなもんだよ。好奇的な目で見ないでね。癪に触るから。殺す。
重たいしうざったいなぁって思った。だってあのこ、じぶんだけを見てくれるわけじゃないんだし!
他の女の子にも好き好き言って、軽率に結婚とかいう、いかにも中学生ってかんじ。関係って言うんだっけ、嫁とか、酸素とか、心臓とか、永遠とか。薄っぺらくて馬鹿馬鹿しい。好かないなぁって思う。
でもそんなこと言っておきながらあの子のくれたカッターでじぶんはケロイドまで作っちゃった。
だっていままで使ってたカッター、錆びて刃こぼれしてなまじ切れ味わるかったし!だから新しいカッターでふだんの力で切ったら深く切りすぎちゃった。
じぶんはじぶんで、ってかんじだけども。じぶんはまぁそんな薄っぺらいやつじゃないって信じたいけどな。
最初はケロイドってものを知らなくて、なんで後薄くならないんだろ…って焦ってた。まじで。
小ガキの頃からのリスカアムカヘビーユーザーなのにそんな事も知らなかった。バカだったね。
実像にならない実存的な心の痛みを発散したくて、自傷行為という現実世界に反映される行為で自身の心の傷を具現化している。見事にアホらしいけど、こうでもしないともう耐えられないんだ。体はなんともないのに、心ばかりすり減って、混乱して、苦しくて仕方がなくて、こうすることで心の痛みを表現しているだけ。早くリスカ辞めれるようになると良いよな。まぁその頃には追い詰められて自殺でもしてるか。

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