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1/7(火) 日経平均の今後の動きと個人的な戦略(参考)


日経平均 爆上げ、、。
本日の日経平均は 40,083円(+776円)
昨晩のハイテク株上昇もあり、日経平均もハイテク関連が買われ
強い上昇となっておりましたね。


❑日経平均(チャート図)

先物チャート(日足)
以下日経先物の日足チャートです。ダウ理論から言うと、高値安値切り上げの綺麗なチャートで、本日の値動きで、日足・週足・月足でパーフェクトオーダーの型となっております。夕方ごろまで4万円を割り込んでましたが、現在はプラスでの推移かつ若干上昇しており、米国市場・ドル円の動きが重要となります。

(図)moomoo証券ツール


現物チャートの状況

日経平均は本日の大きな上昇で全てのEMAでパーフェクトオーダーを築いております。非常に強い形となっております。

また、日経平均のEPSは2,478円と昨日より上昇しており、PERは16.17倍で推移しております。ちなみに過去の値動きからいうと16-17倍は過熱感が意識されるゾーンだと認識しておりますが、去年の最高値を付けた際は、17倍を超えた過去もあり、安易にショートポジションを築くのは良い策ではないと考えております。

ただ、気になるのは需給はあまり良くないんですよね、、。

「X(旧Twitter)でも投稿しましたが、今週はファスリテ決算、MSQでもあるため相場が乱高下しやすいので長期目線でのインは得策ではありません。

(図)moomoo証券ツール


需給面

1月7日(火)時点での需給データは以下の通りです(四捨五入)

  • 裁定買い残:約10.5億枚(前日比+4,078万株)

  • 信用買い残:約30億枚 約4兆円(前週変化率 金額▲7.53%)

  • 裁定売り:約6千万枚(前日比+3万株)

  • 信用売り残:約3.4億枚 約6.8千億円(前週変化率 金額▲9.44%)

(見解変わらず)
需給は依然として悪化傾向にあります。
前回のデータと比べると、信用買いも減っておりますが、それ以上に信用売り残も減っているため、信用倍率は悪化しております。

また、今後裁定買い残の解消に伴う下落には留意する必要があります。理由としては、裁定買い残高がかなり高い圏にあり、同様の状況で過去の日経平均のセオリーでいくと上値が重くなったり、下落したりする傾向があります。

指数は強いものの、裁定買い残が膨れ上がっているので、いつかのはしご外しによる下落には気を付けたいですね。


❑テクニカル


現在のテクニカル指標では、以下の点に留意

  • 移動平均線(MA)パーフェクトオーダー。

  • RSI 60付近で、過熱感は無し。

  • 騰落レシオ 6日騰落レシオは125と過熱感あり。一方、25日騰落レシオは109でニュートラルな状態。

  • PER 15~16倍のレンジ内で推移していましたが、本日、直近推移していた16倍に復帰。現在は16.17倍。上昇のカギとなるEPSの上昇が1月の決算でどうなるか注視する必要があります。

トレンドは強いですが、需給はそこまで良好ではないため、短期的な利益確定売りによる調整や先物などの売り仕掛けには注意が必要です。


❑ドル円


日経平均に影響を与えるドル円ですが、日経平均はドル円と連動する傾向があるため、注意深く見る必要があります。現在円安が進行し、日足ベースでボリンジャーバンドの+1σと5日EMAの間で推移しております。今後の重要指標(米:ISM非製造業指数、FOMC議事録、雇用統計など)の展開で大きく動きますので注視が必要です。


(図)moomoo証券ツール


❑米国指数



重要な米国株の動きについて、NYダウ、S&P500、NASDAQの動きとしては大局は上昇トレンドですが、昨日の動きとしては、ギャップアップからの上髭を付けた足型となり、きれいな上昇ではなかったですね(NYダウは下落)。直近日足ベースで上昇トレンドの定義が崩れ、12/26の高値を超えるか、1/2の安値を割るか、トレンドの方向感が不透明となっております。
いずれにせよ、日経平均は先物を含め、前日の米株の動きには敏感に反応しそうです。


❑ドル建ての日経平均

現在、ドル建て日経平均は254.2ドル付近です。チャートでは上昇トレンドを示していますが、本日は200日移動平均線を超え、25日移動平均線の間で推移しております。ただ、昨日書いた通り、上昇してもその上にある25日移動平均線で押し戻される可能性もあるため、上下の抵抗ラインを意識したトレードが求められます。


(図)トレーダービューツール


❑N/S倍率


チャートを見ると、日本株がやや優位に動いているように見えます。
ちなみにN/S倍率が高いと日経平均優位となり、上昇が強かったり、下げ幅が限定的だったりする認識でおります。


(図)トレーダービューツール


❑投資主体別 売買状況(更新無し)


12/20の週で海外投資家は約4750億円売り越し、証券自己は約2050億円買い越している。日経平均が一段上に行くためには海外勢と証券自己ともに買い越しし、個人信用が売り越し(空売り)に傾くと、踏み上げで日経平均上昇の材料となるため、今後、両者の売買状況は毎週確認する必要がある。


↓変わらず

戦略:短期的な下落(利益確定)に備え細かい利益確定を行う

※あくまで個人の意見となります。本投稿は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いいたします。



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