【初心者向け】発声メカニズムについて【無料】
どうも、れーむです。
今回は基礎事項編として発声メカニズムについて示していこうと思います。
なぜ発声メカニズムを知るべきか
歌が上手くなるには基本的には
『試行錯誤』
を行う必要があります。
ここで言う試行錯誤とは、「喉のここを使ったらこういう声になるのか」等を指します。
まあ喉の使い方を把握できなければならないということです。
その試行錯誤のためには
『声の調整の仕組み』
を知る必要があるのです。
より良いテレビを作ったり故障したテレビを直したりするには
もともとのテレビの仕組みを把握していないとできないのと同じです。
そしてその声の調整の仕組みを把握するためには
そもそもの発声の仕組み、メカニズムまでさかのぼって理解する必要があるのです。
発声メカニズム
考え方
下図のようにとらえると理解しやすいと思います。
1:35~参照
元動画:【図解でわかるボイトレ解説】一般男性が独学で歌唱研究してみた Self-Research Report1-1【基礎事項編】発声メカニズム
肺という「圧縮機」から送られた空気流が
声帯という「発信機」で音に変換され、
声道(咽頭、口腔、鼻腔)という「共鳴機」で変化を受けて声となる
という考え方です。
まあ、息⇒音⇒声と変換されていくイメージです。
解説
声を出すのに
まず、肺という圧縮機が空気流をつくります。
この動作が呼吸です。
そしてその呼吸という動作は横隔膜などの呼吸筋群で随意的に調節できます。
次に、空気流が発信機の声帯で声の元となる音に変換されます。
声帯を使わなければ声が出ないことからわかるように
声帯も喉頭筋群で随意的に調節できます。
ここまでは一般的なのでイメージしやすいでしょう。
なじみがないのはここからですね。
最後に、音が共鳴機の声道で調整され声となります。
この動作を調音と言います。
舌や口の開き具合などで随意的に調節できます。
この調音というステップは非常に重要で、
調音は発音や発話に大きく関わります。
実際、脳梗塞の後遺症などで調音できなくなってうまく話せない構音障害なる病態もあります。
以上から、重要なことは
発声のためには肺、声帯、声道の全てでうまく調整される必要がある
上記3つは自分の意思でコントロールできる
ということですね。
3つのどれか一つでもコントロールできないと声が出せないため
言い換えれば、より良い歌声には
肺、声帯、声道全てを上手くコントロールする練習を行う必要がある
とも言えますね。
このように発声メカニズムを知れば
練習すべきことの方向性まで見えてくるのです。
今回は発声メカニズムについて解説しました。
発声器官についての詳細は別の記事にまとめようと思います。
見ていただきありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
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