なぜ日本ではストライキが起こらないの??
はじめに
こんにちは。リーマンマスク(https://twitter.com/kyossan_news?s=20)です😁
先日仕事をしていてふと思ったことがある。「もっと給料上げてくれないかなぁ😮💨」
ちょうどその日、日経新聞の朝刊で「ドイツで大規模ストライキ」の記事を見た。
「そうか!ストライキを起こせばいいんだ!」
非常に安易な考えと同時に疑問が生じた。
「でもなぜ日本ではストライキが起らないんだろう??」
ドイツで大規模ストライキ
3月27日ドイツで過去最大規模のストライキが広がった。高速鉄道や空港業務が止まるなど影響は数百万人に及ぶ。フランクフルト空港を発着する日本の航空会社にも影響が及んだ。
要因は物価高で実質所得が減るなど家計が圧迫され、賃上げを求めた為だ。ドイツはロシアへのエネルギー依存が高く、ウクライナ危機により物価が上昇した。その影響が家計を圧迫している。
日本の賃金水準
23年春季労使交渉で満額回答続出
23年の春季労使交渉では主要企業で満額回答が続出した。トヨタ自動車、パナソニックなどが組合の要求に対して満額回答した。製造業の主要企業で8割が満額回答した。
最も賃上げを非正規にも広げ、24年以降も継続できるかは課題だが。
日本の賃金水準はなお低い
満額回答が続いた労使交渉。
一方で日本の賃金水準は主要先進7ヵ国で最も低い。最も高い米国とは2倍以上の差がある。
日本は非正規雇用が増加し、労働生産性も38カ国中29位と低い。リスキングやジョブ型雇用の導入を進める必要がある。
※リスキング:今後の業務に役立つスキルや知識の習得の為、勉強してもらう取り組みの事
※ジョブ型雇用:人材を採用する際に、担う業務を明確にして採用する方法。
日本でのストライキ
日本でのストライキの件数
ドイツでは賃上げを求めてストライキ。日本は他国と比べても賃金低い。
であれば「日本でもストライキが起ってもいいのでは??」
しかし実際は異なる。
日本でのストライキの件数は1974年の5197件をピークに減少している。2021年は32件だった。
日本でストライキが少ない理由
日本人はお金の為だけに働いているのではなく、他国の労働者のようにガツガツしていないから(お金への執着心他国に比べて低いから)
公務員のストライキが法律で禁止されたから
「ストライキ=反社会的」というネガティブなイメージの為
戦後、公務員のストライキは法律により禁止された。それにより、同調圧力に弱い日本人はストライキに対してのネガティブなイメージが刷り込まれた。
「忙しいのに勘弁してくれよ」
「ストライキなんかする暇があったら働けよ」
ストライキはお金が欲しい奴らの卑しい行為というイメージがついてしまった🤑
安定した労使交渉を国が推進
更に、国は労働組合と企業側が対抗するのではなく、話し合いにより協力的に協議するように勧めた。
仲良く協力的に話し合う方が生産性が上がると考えたのである。
しかし、現状は・・・
ここまでの話を聞いて、皆さんはこう思っただろう。
「給料上がってないし、日本の生産性も低いままじゃないか!!」
そう。「高い賃金を払う為に成長を続けなくていい!!」と企業側はぬるま湯に浸かるようになった。
企業と労働組合が仲良くなった事で労働組合の活動は以前より衰退した。
それにより労働組合の活動をメディアなどが扱うことも減った。
現在、ストライキを起こそうものなら「あいつは反社だ!やばい奴だ!」とレッテルを張られてしまう。
ストライキの減少に拍車がかかり、賃上げ交渉が縁遠くなった。
よって昨今の日本では賃金が低いにも関わらず、ストライキは起きない。
最後に(浅はかですが、、、)
今回は「日本ではなぜストライキが起らないんだろう?」というふと沸いた疑問について調べてみた。
記事を書いていて思ったのが、日本人はお金に対しての貪欲さが少ないのかなと感じた。お金は欲しいけどその為にどうすればいいかまでは考えない人が多いと感じた。
自分の給料が適正かどうかを見極め、給与を上げる事に対して貪欲になってもいいと思う。そして給料を上げる為には何ができるのか。どう生産性を上げたらいいのか。一人一人がそう考える事で、日本全体としても給料が上がり、生産性も向上するのではないかと思う。
政府、企業、個人のそれぞれが生産性を上げ、給料を上げるにはどうすればいいかを考えるべきだと思う🤔
最後まで読んで頂きありがとうございました😊
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