ミリタリーファッションのススメ
わたしは、洋服がすきなので、
TPOに合わせて様々なテイストのコーデをする。
オフィシャルの会議など、
正装が求められるときには、
マナーに則って頭から足の先まで、
しっかりと整えるし。
そうではない仕事のときは、
オフィスカジュアルもする。
カヤックや山登りをするから、
もちろんアウトドアファッションもすきだ。
友人が働いているからPatagonia製品は多いが、
mont-bellもすきだし、
HAGLOFSやMAMMUT、
アークテリクス製品も着る。
完全なプライベートでは、
学生時代から古着、ミリタリーテイストが好みだ。
いい年になっても好みは変わらず、
多少清潔感には気を使いつつも、
ついつい買い足してしまう。
特にミリタリー製品の魅力は、
経年変化による成長だ。
モノには、買ったときがピークのモノと、
常に今がピークのモノがあるのだ。
ミリタリー製品は、
常に今がピークだ。
スレやヤレ感、
それが味となり、
自分の身体にフィットする。
米軍実物のM65フィールドカーゴパンツやA2デッキジャケットは、最早スレを超えてボロボロだが、20年以上共に歩んできた歴史が我々にはある。
捨てるなんてことはせず、リペアをしても着続けるのである。
そんな折、数年前にある出会いをした。
福岡にあるミリタリーショップ、
WAIPERさんとの出会いだ。
これまでは、実物にこだわってきたが、
WAIPERさんが企画するアイテムは、
ミリタリー愛がギッシリ詰まったおり、
こだわりのリプロダクト品には脱帽だ。
試しに買ってみたM65フィールドカーゴパンツを履いて、感動したのを覚えている。
むしろ実物よりもすきになってしまった。
それからわたしは、
WAIPERさんのアイテムを買い漁った。
フランス軍M47パンツを色違いで複数買い、N1デッキジャケットを買い、ジャングルファティーグパンツ、M65フィールドジャケットにも手を出し、わたしは、タクシードライバーのトラビスになった。
ミリタリーパンツの良さは、
経年変化を楽しめる以外にも、
実用性も兼ねそろえている。
わたしは、旅行によく行くが、
ミリタリーパンツは、ここで力を発揮する。
ベルトなしで履けるから保安検査が楽、
そして、オーバーサイズだから機内も楽、
さらに、収納力があるから、
鞄を持たない族でも財布、パスポートなど、
全部ポッケに入るのだ。
極め付きは、サイドポケットに止血帯が付いてるから、撃たれても止血できるのである。
え?
あ、はい。
無骨なミリタリーアイテムも、
全身着なければ現代的なコーデも可能。
人生を共に歩む相棒として、
一着いかがだろうか。