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ネオンの美しい映画1/ソフィア・コッポラ

◉10年後の前置き(2025年2月17日)↓
2014年ごろ、子どもは2、3才。そろそろ、自分のことがしたいなぁと思っていたオカン(私)でしたが、目の離せない子ども&施主さんのご都合でうごく仕事の夫。なかなか、まとまった時間は取れませんでした。当時の楽しみは隙間時間に、自宅で映画を観ることでした。映画でも美術館でも、作品の中にネオンサインが映っていると「ネオンサイン点いてる!」という夫に引っ張られて、ネオンサインが登場する作品を見たら、鑑賞日記も兼ねてoncanのFacebookページに書くようにしていました。
第一回目は、ソフィア・コッポラさん。当時、銀座のショーウィンドウをプロデュースされており、ネオンサインを使用したアートワークを披露していらっしゃいました。「憧れの監督もネオンの魅力を分かっている!」当時とても嬉しかったのを思い出しました。

2014年4月14日にに旧oncanサイトに書いたブログです↓
oncanにもFacebookページがあります。oncanのプロジェクトや商品アイテムは勿論ですが、ネオン好きとして細々した情報をUPしております。その中で、特に力を入れて紹介していたのが「ネオンの美しい映画」です。街中はもちろん、テレビ、雑誌、映画を観てもネオンが気になるの弊社スタッフが、「映画の中のネオン」を紹介するコーナーです。

今回は、そのコーナーでも紹介している作品ソフィア・コッポラの「ロスト・イン・トランスレーション」のなかのネオンです。ご覧になった方は、主演のビル・マーレイの浮かない表情と、スカーレット・ヨハンソンのファッションや色っぽい演技を思い出すでしょうか?その浮かない表情の主人公がタクシーの中から見上げたのが東京の大きなネオンサインでした。

DVDジャケット裏

東京の持つエネルギーや華やかな街の様子が主人公の顔に反射するネオンの光に映し出されて、「これぞ、ネオン街!」という雰囲気が出ています。登場する2人の男女の心情が不安定に浮遊するように描かれる一方、ネオンの強い光がその人物達を照らしており、上手いコントラストを作り出しています。ネオン好きには、「ネオン」も一つの役を貰っているかの様に見えます。

当時は仕事を言い訳にDVDを収集していました(サブスクはまだなかった)

ソフィア・コッポラは昨年末 高級ブランドのウィンドーを飾るネオンもデザインしています。ネオンの持つ妖婉さや、華やかさを好んでいらっしゃるのではと、いつか話してみたくなる監督。

映画を製作する方々は、光の性質に敏感な方が多く、ネオンの光を上手く使っている作品は他にもあります。また他の作品についてもこれからお勧めして行きたいと思います。合わせて、「ネオンの美しい映画」情報も収集していきます。

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