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JACE内のPointsを監視する画面の作り方

最初に


こんにちは、最近コーヒーの沸すためのケトルの有難みをそこそこ感じているイレバサングラスです。 久しぶりにNiagaraのテーマを説明をお話しさせていただこうかと思っております。今日のテーマは、JACE内のPointsをPCで監視する画面の説明です。

この記事は私が以前に書いた記事を見ていただいた方向けの内容となっております。

この記事に関連する概要等は以下のリンクでご覧いただければと思います。

この記事はJACEとPCについて、説明しております。

この記事はPointsについて説明しております。

それでは、今回も是非最後までよろしくお願いいたします。

PXファイル

JACEのPointsをPCで監視するためには、当然ですが画面が必要です。
設備を管理する人の目にわかるように、Pointsの値(数値や文字など)を画面に表示するシステムを作る必要があります。PXファイルとはいわば、監視するためのUIです。監視画面はPXファイルを作成するところから始まります。

PXファイル監視

Palette(パレット)

PXファイルの画面を開くだけでは、真っ白の画用紙同然の何もない状態です。NiagaraではPaletteと呼ばれる材料箱のような機能があり、この中に、Kit PXというツールセットが含まれております。その中から、ラベル(正式にはBound Label)と呼ばれるUI要素をPXファイルにドラッグアンドドロップで配置します。

ラベルイメージ

JACEのPointsを参照する

1つのラベルに対して、1つのPointsの値を表示させます。
配置したラベルをダブルクリックして、プロパティ(ラベルの設定)を開き、JACE内のどのPointsの値を表示させるかを選んであげます。つまり表示させたいPointsを参照するということです。


Points参照イメージ

表示名と値

Pointsの値を監視することが目的だとここまで書いてきましたが、値だけ表示していても何のPointsの値を表示しているのかを把握しなければなりません。例えば電気設備の電流が何A(アンペア)か表示されていても、どこの?ってなりますよね。

値だけ

以上の理由で、Pointsの値を表示する際には、ラベルの隣にその名前を表示する必要があります。「このPointsの値は電力計1の値ですね」と分かれば、管理者にとって問題ありません。名前を表示させるためには、もう一つラベルをPXファイルに配置する必要があります。

このラベルにはいくつかの表示項目があり、実際に表示できるのは一つの項目のみです。この中で、Pointsの名前を表示する項目をdisplayName(表示名)と呼びます。

Pointsを参照した後、displayNameを表示するようにプロパティで設定します。すると、その名前がラベルに表示されます。

さらに、値の項目はout.valueと呼ばれます。例に挙げた電気設備の電流の値は、Pointsを参照した後に、out.valueを表示させるようにプロパティで設定しています。Pointsの名前は基本的に設備名が付けられています(Niagara講習ではそうだった)ので、このような方法で、各Pointsが何を示しているのかを明確にすることができます。

設備名が表示されることで、管理者や運用者は、どのデータがどの設備に関連しているのかを迅速に把握でき、効果的な監視と管理が可能になります。



表示名と値

最後に

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。今回は、簡単な絵を用いて画面を表現してみました。(実際とは全然違いますが…)少しでもイメージを持っていただければと思います。

管理画面はPXファイルで構成されており、Pointsを参照して名前と値を並べたラベルにそれぞれ表示させて監視を行うファイルになります。このシステムを利用することで、設備の状態を効率的に把握し、適切な対応ができるようになります。私も現場未経験なので画面作成段階のみ話となります。

JACE内のPointsを監視する画面の作り方でした。

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