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【雑記】1か月後に閉店する『寺町a-cho』に行ったらサプライズがあった件

先日、日本のアーケードゲーマー3000万人を震撼たらしめた通知がこちら。(主語がでかい)

『neoアミューズメントスペースa-cho』
 通称「寺町a-cho」と呼ばれる、京都市中心街に位置するゲームセンターである。
 その立地に甘えず、しかし有利を最大限に生かし、学生の町京都では知らぬ者なし、いや日本全国でも誰しも一度くらいは名前を聞いたことのある名店となったのが、このa-choである。(主語がでかい)
 筆者もかつて来店したことは一度や二度ではない。尤も、メインで通う、いわゆる「ホーム」は同じ京都市でも『円町キング』や『西院コットン』であり、『a-cho』へ行くときはちょっとお客さんポジションであった。

 そんな『a-cho』が閉店すると聞いたら、さすがに驚く。それじゃあ行こうかと思ったが、実は年末年始は荒事に巻き込まれていて大晦日と元日くらいしかドフリーじゃないことが判明した。何が暇人や!
 ということで本日、12月31日に殴り込みを慣行。

 京都のゲーマーを代表し、31日後に閉店する『a-cho』の有終の美を確認しにいった。(主語がでかい)

入口の看板
一階と地下はパチ屋が元気に営業中
同じ看板をエスカレーターから

 階段の踊り場にあった、ツイートと同じお知らせの生ポスター。

くまかわいい

 いつからだったか、2階はだいたいプリクラ・プライズコーナーと化している。う~ん、ゲーセン冬の時代。
 スルーして3階へ向かう。

2~3階踊り場
私、映り込んでますか?
IIDX名物、音ゲー要素を極限まで削り切ったイメージビジュアル
歴代ではもっとわからん奴もある

 3階のビデオゲーム、音ゲーコーナーへ。

ガラガラなんじゃないよ!
プレー中の人を写さない角度にしただけだよ!

 だいぶすいてました。まあ休み期間の午前中なのでそんなものか。

いかつい字体
あとIIDX筐体と見せかけて用途が違う

 自分が行きだした頃の『a-cho』は格ゲーの聖地的ポジションながら音ゲー(私のメイン)もふんだんに用意されており、しかしその結果、プレイヤー層のかぶっていない面々がなんとなく互いを邪魔に思っているという空気感もありました。よくあった「格ゲーマーが凶暴で臭い」「音ゲーマーが煩くて臭い」問題である。風呂に入れ。
 また『a-cho』を嫌う他店の客は「a-ho」という蔑称を2chにカキコんでいた。客がアホなのはキング系列だったと思う。

もめごと防止用の順番待ちバミテープ
水曜日は女の子の日

 到着後、フラフラ写真をとったりしつつ、ゲームしてきた。
 プレイ曲を覚えているうちに書いておこう。なぜ書くかというと、その場にいた人向けの水谷献吾特定用プレイリストである
 なおIIDXは旧バージョンである《26 Rootage》のよう。(調べててわかった)

  • IIDX

    1. We are Disっ娘よっつ打ち命

    2. 2 tribe 4 K

    3. WAR GAME

  • ポップン

    1. 透明なマニキュア(ナイトアウト)

    2. 夢添うてぃ(desmix2010)(デスナワ)

    3. platonic love(ミスティ)

  • ポップン

    1. カラルの月(ノマディックネイション)

    2. Foundation of You (DJ Command mix)(トランスRemix)

    3. サヨナラヘヴン(コンテンポラリネイション2)

  • IIDX

    1. sig sig

    2. Fly Away To India

    3. RED ZONE

  • IIDX

    • 段位認定SP六段(紅牡丹→Bounce Bounce Bounce→旅人リラン→rottel-the-Mercury)

  • IIDX

    1. Happy☆Angel

    2. Love♡shine

    3. V

 段位を除いては癖の強い選曲なのがわかると思う。ことが事だけに回顧と追悼の念が隠しきれていない。
 この時分でも【Fly Away To India】と【Love♡shine】を指がやたら覚えていたのは我ながら驚いた。

 ちょっと写真も撮った。
 IIDXは余裕がなくてリザルト写真が全く撮れなかった。

その昔、2chのコテハンで有益なまとめも作っていた
「misty」という人物も京都の学生だった。
シメにはなにかと便利な名曲

 何年振りかのゲーセン現場プレイングは、驚くほど下手になっていた。

こういうの処分するのだろうか、
それともどこかにひっそり保管されるのか

 この敷居をまたぐことはもうないだろう。
 さようなら、a-cho。



 さーて、昼飯食うか。
 どこがいいかな。街中まで来たし、それらしいところで食べよう。
 錦市場……うっわめちゃくちゃ混んでる。なんやねんオカズ一品で1,200円みたいなやつ。あかんやんけ。

 錦市場は無理やな。ちょっと外れるか。
 たしかこのあたりに……そう、旨い蕎麦屋があるからワンチャン行ってみるか。
 この大丸京都店の東出口向かい側、『大黒屋』大丸店。
 やや待ちくらいやし、並ぶか~

 ……ん?

行くまで知らなかった

お前も閉店かよ!
いやしかも今日ジャスト閉店かい!!
a-choより31日早いやないか!!!

ラスト大黒屋

 隣のテーブルのおじさん、店員さんをねぎらいつつ「さみしくなるねえ」なんて言ってる。「お店なくなったら、あなた困らない」だってさ。
 店員さんは優しく返す。
「あ、私、新年から隣で働きます」
 そういや隣は同じ大丸に入ってる扱いの寿司屋やったな。あなた大丸の所属なのね。
 レジでも「大丸のポイントカードはお持ちですか?」って聞かれるし。

 うん、びっくりしたよね。偶然だけれど、令和6年大晦日は、時代を彩り大往生した京都の名店巡りになってしまった。

 普段はレシートをもらわずに帰るが、大黒屋では何故だか断り切れずにもらってしまった。
 帰ってから捨てはしたが、そのレシートは発行元がなくなっても、次の燃えるゴミの日まで残り続けることが確定した。

 来年が、私にとっても貴方にとってもいい年になりますように。

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