レベルファイブ年代記 2016年
レベルファイブの2016年の年譜です。
次年度以降もどんどん追加していきます。
2016年1月~2月
2016年1月23日、24日、31日、2月7日、14日 「次世代ワールドホビーフェア'16 Winter」出展。
「妖怪三国志」「妖怪ウォッチぷにぷに」「妖怪ウォッチダンス JUST DANCE」「妖怪ウォッチ バスターズ 月兎組」が出展された。
この時は「妖怪三国志」「妖怪ウォッチぷにぷに」「妖怪ウォッチダンス JUST DANCE」が試遊出展。
「妖怪ウォッチ バスターズ 月兎組」のゲーム大会も開催された。
2016年3月
2016年3月19日 福岡ゲーム産業振興機構イベント「GFF AWARD 2016」開催。
2016年3月26日 「タイムボカン24」発表。
企画協力/キャラクター・メカ原案をレベルファイブが担当。クリエイティブプロデューサーを日野社長が務めた。
2016年4月
2016年4月 「株式会社フリースタイルワーク」設立。
株式会社レベルファイブ完全子会社(出資比率100%)。
事業内容はゲーム・アプリの2D・3Dグラフィック制作。
デザイナーが好きな時に好きな時間に仕事できる企業である。
2016年4月 『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』実写パート クランクイン。
なお、これと並行してCGの妖怪たちのアセット制作が進められたという。
2016年4月2日 「妖怪三国志」発売。
国内累計56万本販売。
2016年4月22日 義援金一億円を日本赤十字社を通じて寄付。
熊本地震による被災者・被災地の現地復興のため、2016年4月22日付けにて、義援金一億円を日本赤十字社を通じて寄付を行なった。
2016年5月
2016年5月下旬 『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』実写パート クランクアップ。
『空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』の実写パートは2カ月の短期間で撮影された。
なお、クランクアップ後の5月下旬から9月までアニメーション作業が行われ、10、11月の約2ヶ月間がエフェクト、レンダリング、コンポジット作業に費やされた。
2016年6月
2016年6月14日〜16日 E3でネットマーブルモンスターのキム・ケン氏が 「妖怪ウォッチ メダルウォーズ」のデモバージョン映像を日野社長に見せる。
これが、ネットマーブルモンスターが「妖怪ウォッチ メダルウォーズ」のゲーム開発を担当するきっかけとなった。
なお、このデモ映像はキム・ケン氏がレベルファイブのファンで妖怪ウォッチのファンでもあったので、「もし妖怪ウォッチをスマートフォンに落とし込むなら、こういうシステムにしたらおもしろいのではないか」というアイデアのもと、リリースする予定もないのにデモ版を作ったという。
また、韓国での妖怪ウォッチ人気は2019年4月時点で日本ほどの人気はないが、人気はある模様。
2019年4月時点でグローバルで見ると原作『妖怪ウォッチ』の売上は、韓国が2位だそうだ。
2016年6月25日、26日 「次世代ワールドホビーフェア '16 Summer」出展。 「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」出展。
試遊コーナーも用意され、「ストーリーモード」と「バトル体験モード」のいずれか選択してプレイする方式であった。
2016年7月
2016年7月 自社スタジオ「L STUDIO」開設。
2016年7月1日 「妖怪ウォッチ オフィシャルショップ ヨロズマート 福岡総本店」オープン。
福岡市博多区住吉1-2-1 キャナルシティ博多 ノースビル2Fにオープン。
現在は閉店。
2016年7月1日〜9月4日 「ユニバーサル・妖怪ウォッチ・フェスティバル」開催。
『妖怪ウォッチ・ザ・リアル3』『ようかい体操・ザ・リアル』のアトラクション、『妖怪スタジオ・スターズ・レストラン』、限定妖怪メダルが貰える『妖怪ウォッチ・ザ・ラリー 3』が開催された。
2016年7月8日 「妖怪ウォッチ オフィシャルショップ ヨロズマートミニ ららぽーと海老名店」オープン。
ららぽーと海老名にオープン。現在は閉店。
2016年7月15日 「妖怪ウォッチ オフィシャルショップ ヨロズマートミニ セブンパークアリオ柏店」オープン。
セブンパークアリオ柏にオープン。現在は閉店。
2016年7月16日 「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」発売。
国内累計146万本販売の大ヒットを記録。
同年12月にマイナーチェンジ版の「妖怪ウォッチ3 スキヤキ」が発売された。
2017年7月には価格改定版の「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ レベルファイブ ザ ベスト」が発売された。
なお「妖怪ウォッチ3」に登場する「未空イナホ」は「すごくかっこいい女の子がスマートに活躍する話になった場合、プレイヤーとしての面白みがなくなってしまう」、「女の子は「自分にできないことをする女の子」に憧れ、感情移入する」という考えから、「ちょっとオタクな女の子」の設定となった。
これは「女の子は「早く大人になりたい」「誰よりも早く子供っぽいことを卒業したい」と思っている」「アニメが大好きなことをおおっぴらにアピールする未空イナホが、「まだアニメが観たい、人形遊びもしたい、でも周りがそれを許してくれないことに閉塞感を感じる女の子」の憧れになる」と考えたためである。
2016年7月16日 「JOC/JPC公式ライセンス商品 キャラクターデザインシリーズ」発売。
国内外において人気と知名度を誇る8作品のキャラクターの一つとして、妖怪ウォッチが採用された日本オリンピック委員会(JOC)、日本パラリンピック委員会(JPC)公式ライセンス商品が発売された。
なお、この1年後の2017年5月に日野社長は東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会にて設置される「マスコット審査会」の委員に就任した。
2016年7月20日 「妖怪ウォッチ オフィシャルショップ ヨロズマートミニ グランツリー武蔵小杉店」オープン。
グランツリー武蔵小杉にオープン。現在は閉店。
2016年7月27日 新作発表会「LEVEL5 VISION 2016」、ファンイベント「LEVEL5 FAN NIGHT」開催 舞浜アンフィシアターで開催。
新作発表会「LEVEL5 VISION 2016」では、数々の新タイトルや新たな試みが発表された。
詳細は以下を参照。
2016年7月27日 「オトメ勇者」発表。
当初2016年の今冬配信予定だったが配信延期し、2017年12月配信開始。2018年7月にマイネットゲームスに運営移管、同年10月から翌年6月までメンテ後、『天惺のイリュミナシア~オトメ勇者~』としてリニューアル配信したが2020年2月配信終了。
なお、オトメ勇者はレベルファイブの公式電子書籍サイトのマンガ5で、アプリで配信予定だったストーリー、アプリで配信済みのストーリーを全て公開しているため、配信終了アプリとしては割と良い扱いと言える。
2016年7月27日 『レディレイトン 富豪王アリアドネの陰謀』発表。
当初は2017年春発売・配信予定であったが、途中で「レイトンミステリージャーニー カトリーエイルと大富豪の陰謀」にタイトル変更し発売延期、2017年7月に発売・配信された。
2016年7月27日 『妖怪ウォッチforスマートフォン』発表。
当初は2016年秋に配信予定であったが、とにかく延期しまくり、最終的に2021年7月に配信された。
2016年7月27日 『イナズマイレブン アレスの天秤』正式発表。 ゲーム、アニメ、玩具の制作開始を発表。
TVアニメの放送開始は2017年夏予定であったが、延期し2018年4月に放送開始された。
また2017年夏にTVアニメ放送と同時に、インターネット配信で『ロッカールーム』と呼ばれる約5分の配信限定映像が追加される予定であった。
なお、『ロッカールーム』配信は行われず、企画中止となった。
『ロッカールーム』の企画中止理由として個人的に考えているのはレベルファイブの予算の都合の他に、OLM側の都合である。
2018年のOLMは30分TVアニメ制作だけで10本、1時間30分の映画制作を2本も請け負う過密仕事体制で、『ロッカールーム』を請け負う余裕がなかったと思われる。
2018年のOLMは30分アニメ10本(ポケモン、妖怪ウォッチ、イナイレ、ゾイド、シンカリオン、ここたま、メジャー2、ヴァンガード、バディファイト、ベイブレード)、1時間30分の映画2本(ポケモン、妖怪ウォッチ)の制作を抱えていたからね…。
2016年7月27日 「メガトン級ムサシ」発表。
ゲーム、アニメ、映画、玩具展開、ジャンプとのタイアップを発表。
当初は2017年夏に展開予定であったが、ズルズル延期し、最終的に2021年10月から展開開始された。
なおPVの変遷見る限り、メガトン級ムサシは2016〜18年末の初期、そこから僅か1年後に変更された2019年末発表の中期(完成版と違い、大和がサイコパスキャラ)、そこから僅か10ヶ月後の2020年10月発表の完成版と、少なくとも2回シナリオ変更されている。
なお、同日開催の「LEVEL5 FAN NIGHT」の様子は以下を参照。
2016年8月
2016年8月 「LEVEL-5 abby Hong Kong Limited(レベルファイブ アビー香港)」設立。
レベルファイブのクロスメディア作品のマーケティングおよびライセンシング事業を行う予定で、事業展開を行う地域は、日本、韓国を除くアジア全域、および欧州、中東、アフリカを予定だった。
2016年9月
2016年9月30日 レベルファイブ公式生放送「イナズマウォーカー」配信開始。
「アレスの天秤」のTVアニメ放送時には毎週放送終了後生番組配信を行った。
しかし、予算の都合か効果が出ないと判断したのか、あるいはレベルファイブ社内の業務が多忙になったからか、「オリオンの刻印」のTVアニメ放送時からは超不定期放送となった。
2016年10月~11月
2016年10月1日 「タイムボカン24」放送開始。
2016年10月7日〜2017年1月9日 『ユニバーサル・妖怪ウォッチ・フェスティバル』開催。
『妖怪ウォッチ・ザ・リアル 4』『ようかい体操・ザ・リアル』「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」と連動したダウンロードサービス(無料)などか行われた。
2016年10月15日 「妖怪ウォッチ3 スキヤキ」発表。
2016年10月21日 『ファンタジーライフ2 ふたつの月とかみさまの村』のタイトル名を、『ファンタジーライフ オンライン』に変更。
この時点では2016年配信予定であったが、ここから更に延期し、最終的には2018年7月に配信された。
2016年10月31日 妖怪ウォッチ製作委員会、熊本地震で被災した子どもたちを支援するため、子ども支援専門の国際NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに支援金の寄付を行う。
2016年12月
2016年12月4日 「映画 妖怪ウォッチ第4弾」2017年冬 公開決定。
2016年12月7日 「Project FIELD」コンテンツ第1弾として、フォワードワークス、レベルファイブ、バンダイとの協業で「妖怪ウォッチ」シリーズタイトルを開発していることを発表。
この「Project FIELD」は 「カード」「パッド」「ゲームアプリ」から構成されており、専用パッドとスマートフォンを Bluetooth で接続し、パッドの上に専用カードをのせることで、カードの種類や位置、向き、動きを読み取り、スマートフォンのゲームアプリ上へリアルタイムに反映する仕組みだという。
なお「Project FIELD」は続報が全くない点から、開発中止の模様。
2017年7月14日に「Project FIELD」に関するセッションが行われ、開発機器とライブラリやソフトウェア・ドキュメントを収録したSDKを同梱した開発キッドを用意しているという発言から、この時点では企画は存命していた。
なお、2017年7月14日時点での「Project FIELD」のデモの試遊した方の感想によれば、「実際に使って見るとカードを動かしても動きは粗く,更新は1秒間に10回ほどで滑らかさには欠ける」ものだったそう。
この時点では、まだまだ未完成状態だったようである。
2016年12月13日 「ニッポンげんき応援PROJECT~みんなの妖怪ウォッチ募金~」開設。
2016年12月15日 「妖怪ウォッチ3 スキヤキ」発売。
「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」のマイナーチェンジ版。
国内累計74万本販売のヒットを記録。
2016年12月15日 「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ バスターズTパック」発売。
「妖怪ウォッチ3 スシ」「妖怪ウォッチ3 テンプラ」のソフト2本のセット。
スシで「Tコマさん」,テンプラで「Tジバニャン」を友達にできるダウンロード番号が特典として封入された。
2016年12月15日 「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」大型無料更新データver2.0 「T(トレジャー)アップデート」配信開始。
「妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ」大型無料更新データとして「妖怪ウォッチ3 スキヤキ」発売と同時に配信された。
2016年12月15日 「スナックワールド」月刊コロコロコミックにて漫画連載開始。
作者は萬屋不死身之介先生が担当。
コロコロ読書の間では有名な作者であると個人的には思う。
2016年12月15日 「妖怪ウォッチオフィシャルショップヨロズマートミニレイクタウンmori店」オープン。
イオンレイクタウンmoriにオープン。現在は閉店。
2016年12月17日 『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』公開。
国内累計興収32.6億のヒットを記録。
2016年時期不明
2016年時期不明 アニメ「スナックワールド」アフレコ開始。
「スナックワールド」登場キャラ「ビネガー」の声優を務めた杉野田ぬき氏によると、アニメ「スナックワールド」は放送開始前に1年かけてアフレコを録りだめしたという。
また、この試みはレベルファイブも初めてだったという。
参考・引用資料
参考・引用資料
「ファミ通 2015年4月30日号」