レベルファイブ年代記 2012年
レベルファイブの2012年の年譜です。
次年度以降もどんどん追加していきます。
2012年1月~2月
2012年1月15日、21日、22日、29日、2月5日 「次世代ワールドホビーフェア’12 Winter」出展。
『イナズマイレブンGO シャイン/ダーク』『イナズマイレブン ストライカーズ 2012エクストリーム』『ダンボール戦機 ブースト』を出展。
各コーナーには試遊台が設置された。
2012年1月18日 ダンボール戦機W テレビアニメ 放送開始。
2012年3月
2012年3月8日 「ガールズRPG シンデレライフ」パッケージ版 発売。
国内3万本発売。
本作は制作ディレクターをはじめ、キャラクターデザイナーやシナリオライターなど、メインスタッフはすべて女性スタッフが担当している。
なお「ガールズRPG シンデレライフ」のキャラクターデザインは「ダーククラウド」「ジャンヌダルク」のキャラデザを担当した田中美穂氏が手掛けている。
氏は後に「妖怪ウォッチ」のメインキャラクターデザイナーとして、数多くの妖怪をデザインする。
2012年3月15日 「イナズマイレブンGO2 クロノ・ストーン」発表。
2012年3月15日 「ダンボール戦機 爆ブースト」「ダンボール戦機W」発表。
2012年3月21日 グリーとレベルファイブの包括的業務提携 発表。
グリー側からの提案で実現。
この頃のレベルファイブはソーシャルゲームについて勝手が分からず苦戦していた。
その状況を打破するために、当時モバイルゲーム大手のグリーと包括的業務提携を行なったと思われる。
この包括的業務提携発表の際に発表されたタイトルは「二ノ国大冒険モンスターズ」「イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!(仮)」「ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)」だった。
しかし、「二ノ国大冒険モンスターズ」は僅か4カ月で配信終了、残り2タイトルは開発中止となっている。
どうもグリーとレベルファイブの包括的業務提携は何らかのトラブルが発生したらしく、先に述べたタイトル以外には何も発表していない。
つまり配信4カ月でサービス終了したモバイルゲーム1本しか出せていない。何も生まなかったな、この包括的業務提携…。
なお日野社長はこの発表で「グリーさんの協力を得ても成功できないようなら,僕らはモバイルのソーシャルゲームに向いていないとして諦める」と発言。
その割には2013年のレベルファイブビジョンで発表したのはソーシャルゲームばかりだった辺り、全然諦められなかった模様。
2012年3月21日 「二ノ国大冒険モンスターズ」発表。
当初4月配信予定が5月11日に配信延期。
利用料金無料で、アイテム課金制。
対応機種はフィーチャーフォンがdocomo/au/SoftBankのFlash Lite1.1対応端末。
スマートフォンはAndroid OS 2.2以降のAndroid端末、iPhone 3GS以降だった。
2012年3月21日 「イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!」発表。
2012年秋に配信予定だったが開発中止。
基本プレイ無料のアイテム課金型だった。
オリジナルテーマ曲『「ス・テ・キ」あつめよーぜ!』(歌唱はT-Pistonz+KMC)も作られており、ゲーム自体はある程度完成していた?
「イナズマイレブン アツメヨーゼ!」は2012年9月20日時点では企画は生きていたようである。
また、このタイトル用にオリジナルの描き下ろしイラストを多数用意していたようだ。
2012年3月21日 「ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)」発表。
開発中止。ゲーム内容不明。ソーシャルゲームとして開発されていた。
2012年4月
2012年4月18日 「イナズマイレブンGO クロノ・ストーン」テレビアニメ 放送開始。
2012年5月
2012年5月11日 「二ノ国大冒険モンスターズ」GREEにて配信開始。
2012年5月24日 『GUILD02(ギルドゼロツー)』発表。
2012年5月31日 「GUILD01」発売。
国内3万本販売。
収録されていた4タイトルは、ニンテンドーeショップでタイトルごとにバラ売りで同年11月〜12月に配信された。
2012年6月
2012年6月15日 「ダンボール戦機W」PSP版に加えてPS Vita版発売 発表。
PS Vita版、PSP版2012年9月27日同日発売 発表。
なお、発売日は後に2012年10月18日に変更された。
2012年6月30日、7月1日 「次世代ワールドホビーフェア’12 Summer」出展。
『ダンボール戦機』『イナズマイレブンGO』エリアで構成。
『ダンボール戦機 爆ブースト』『ダンボール戦機W』の初プレイアブル出展、『イナズマイレブンGO シャイン/ダーク』の持ち込みフリー対戦が開催された。
なお、会場内のスーパーステージにおいて、3DS『イナズマイレブンGO2』の正式タイトルと発売時期の発表があった。
発売時期は、この時点で今冬を予定していた。
2012年7月
2012年7月5日 「ダンボール戦機 爆ブースト」発売。
国内売上18万本。「ダンボール戦機ブースト」のパワーアップ版である。
つまりレベルファイブはパワーアップ版のパワーアップ版を販売したことになる。
2012年7月12日 ファンタジーライフに関する行政起訴で主張が認められる。 「ファンタジーライフ」を商標として登録出願したところ、ネクソンの「マビノギ」のロゴに「fantasy LIFE」の語が含まれていたとして類似商標が存在するという理由で特許庁により一度拒絶されたために行政起訴を起こした。
レベルファイブはこの行政訴訟で、マビノギの「fantasy LIFE」部分はロゴの支配的な部分ではなく類似ではないとする主張を行い、2012年に認められた。
そのため、特許庁の判断は取り消された。
https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/442/082442_hanrei.pdf
2012年7月12日 「タイムトラベラーズ」3DS版、PS Vita版 発売。
2012年7月19日 「タイムトラベラーズ」PSP版 発売。
国内売上は3機種合わせて5万本。
なお日野社長は50万本,100万本のセールスに結びつくタイトルにしていきたかったようだが、残念ながら10万本も売れなかった。
2012年7月19日 「二ノ国 白き聖灰の女王 オールインワン・エディション」発売。
国内1万6000本販売。
なお「二ノ国 白き聖灰の女王」は世界累計110万本以上を出荷した。
2012年7月25日 「タイムトラベラーズ」3DS版の体験版 配信開始。
後にvitaにも体験版が配信開始されたが、PSPには体験版が配信されなかった。
2012年8月
2012年8月10日 『イナズマイレブン1・2・3!! 円堂守伝説』発表。
イナズマイレブン5周年記念作品。
当初は同年11月15日発売予定であったが、同年12月27日に発売延期された。
2012年8月29日 『レイトン教授と超文明Aの遺産』発表。
2012年8月30日 「機動戦士ガンダムAGE ユニバースアクセル/コズミックドライブ」発売。
5万5000本販売。
鵜之澤伸氏から「一緒に100万本売れるガンダムゲームを作らない?」と誘われたことがきっかけで日野社長はAGEに参加したが、残念ながらゲームは10万本も売れなかった。
2012年夏
2012年夏 ダンボール戦機ウォーズのアニメ制作が動き出す。
制作開始時期から、ウォーズは急遽企画された作品の模様。
コレは個人的に「当初ダン戦はWで終了し次番組は妖怪ウォッチにする予定だったが、妖怪のゲーム制作が遅れそれが出来なくなったため、急遽穴埋めでウォーズ制作した」だと考えている。
まずそう考えた理由は、妖怪ウォッチだけ漫画連載開始とアニメ放送開始の間が異様に空いている点。
・イナイレ 2008年5月連載開始 同年10月アニメ放送開始。
・ダン戦 2011年1月連載開始 同年3月アニメ放送開始。
・妖怪ウォッチ 2012年12月連載開始 2014年1月アニメ放送開始。
この妖怪ウォッチだけ漫画連載開始とアニメ放送開始までに異様に間が空いているのは、仮説である「当初ダン戦Wの次番組は妖怪ウォッチにする予定だった」の名残と思われる。
・妖怪ウォッチ 2012年12月漫画連載開始 2013年4月アニメ放送開始 と自然な流れとなる。
妖怪ウォッチのゲーム1作目の開発がどれくらい難航していニンテンドーダイレクトニンテンドーダイレクトの動画を見れば分かります。
発売5ヶ月前の時点で、何とバトルの要の一つである「おはらいギミック」がなかった。
それ位開発が難航していた。
また、ダンボール戦機ウォーズのゲームで街が3Dでなくなったのも、急遽企画された作品であったため、3Dで街を作る余裕がなかったからではないか?と個人的には考えている。
2012年9月
2012年9月15日 「イナズマイレブンGO ストライカーズ 2013」発表。
2012年9月20日〜23日 「東京ゲームショウ2012 」出展。
「ファンタジーライフ 」「レイトン教授VS逆転裁判 」「レイトン教授と超文明Aの遺産 」「レイトンブラザーズ・ミステリールーム 」「ダンボール戦機W」「イナズマイレブンGO2 クロノ・ストーン 」が試遊出展された。
また、「イナズマイレブン1・2・3!! 円堂守伝説」「イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!」が試遊なしの映像出展が行われた。
なお、レベルファイブは以降6年「東京ゲームショウ」に出展せず、「東京ゲームショウ2018」にて再び出展を行なった。
2012年9月21日 初のiOS端末対応作品「レイトンブラザーズ・ミステリールーム」配信。
なお、iOS版は2013年7月12日で国内外累計100万ダウンロードを突破している。
2012年9月23日 「機動戦士ガンダムAGE」放送終了。
2012年9月28日 「二ノ国 大冒険モンスターズ」配信終了。
5月11日の配信から僅か4カ月での配信終了となった。
2012年10月
2012年10月18日 「ダンボール戦機W」発売。
2機種合計で国内累計18万本販売。
2013年にパワーアップ版の「ダンボール戦機W超カスタム」が発売された。
2012年10月22日 セガ、レベルファイブを提訴。
「イナズマイレブン」シリーズ8作品の販売差し止めや破棄、9億円の損害賠償を求め東京地方裁判所に提訴した。
この提訴で争点になるのはセガが持つ「タッチパネルの移動」などの特許について。
キャラクターを移動させる際の演出や処理が酷似しているとして、セガはレベルファイブに対して昨年10月から9カ月にわたり交渉を続けていたが結局合意には至らず、10月22日に提訴へ踏み切った。
なお、9億円の損害賠償についてはシリーズの販売実績から換算し、得られるはずだった特許使用料とのこと。
セガの広報部によると、「約1年にわたり交渉を続けており、突然提訴に踏み切ったわけではない」だそうだ。
2012年11月
2012年11月1日 「レイトン教授モバイル」及び「ROID」が『レイトン教授モバイルR』に統合されサービス開始。
なおサイト統合に伴い ・キャバ嬢っぴ ・スローンとマクヘールの謎の物語 ・スローンとマクヘールの謎の物語2 ・レイトン教授と死鏡の館 -REMIX- ※ROIDウィジェット特典 ・ダンボール戦機 ・二ノ国 ホットロイトストーリーズ 第1章 ・イナズマイレブン ダッシュ 以外のゲームはプレイ不可となった。
2012年11月14日「レイトン教授と世紀の七怪盗」mobageで配信開始。
基本無料のアイテム課金制だった。
2012年11月14日「解放少女」ニンテンドーeショップにて配信開始。
2012年11月15日 「ダンボール戦機W」ゲーム版 追加ストーリー「新章「ミゼル編」」発表。
追加ストーリー「新章「ミゼル編」」 は12月6日より期間限定で無料配信された。
2012年11月21日 「レンタル武器屋deオマッセ」ニンテンドーeショップにて配信開始。
2012年11月28日「CRIMZONSHROUD(クリムゾンシュラウド)」ニンテンドーeショップにて配信開始。
2012年11月29日 「レイトン教授VS逆転裁判」発売。
国内累計32万本の売上を達成。
プログラムはレベルファイブで、アートディレクションはカプコンが担当。シナリオ、音楽はお互いがそれぞれのパートを担当した。
2012年11月30日 「レイトン教授ロワイヤル」サービス終了。
2011年6月21日から僅か1年ちょっとで配信終了となった。
2012年12月
2012年12月1日 「劇場版 イナズマイレブンGO vs ダンボール戦機W」公開。
累計興行収入6.8億を記録。
2012年12月5日 「AEROPORTER(エアロポーター)」ニンテンドーeショップにて配信開始。
2012年12月6日 「ダンボール戦機W」ゲーム版 追加ストーリー「新章「ミゼル編」配信開始。
期間限定で無料配信された。
なお、「ダンボール戦機W 超カスタム」には最初から実装されている。
2012年12月12日 レベルファイブ,セガとの特許問題についての公式見解を発表。
「イナズマイレブン」シリーズの処理は、セガの特許を侵害していないと主張。
セガの主張する特許侵害に対して,真っ向から対決する姿勢を見せた。
なお、この裁判の結果がどうなったかは不明。
まだ続いている説と裏で和解か示談が成立した説がある。
裏で和解か示談が成立した説の根拠としては、2017年2月にセガの名越氏と日野社長が対談を行っており、そこでイナズマイレブンの話題を問題なく出している点からである。
2012年12月13日 「イナズマイレブンGO2 クロノ・ストーン ネップウ/ライメイ」発売。
国内累計40万本販売。
2012年12月15日 「妖怪ウォッチ」漫画連載スタート。
作者は「ゴゴゴ西遊記」が有名な小西 紀行先生が担当した。
なお、「妖怪ウォッチ」のゲームはアニメ放送開始前にタイアップが漫画のみの状態で累計30万本販売している。
つまり、コロコロでの漫画連載が妖怪ウォッチの人気を高めたのである。
またこのことから、軽視されがちなコロコロでの漫画連載は非常に重要だと分かる。
2012年12月20日 「イナズマイレブンGO ストライカーズ 2013」発売。
国内累計販売4万本達成。
2012年12月20日 非売品ソフト「イナズマイレブン エブリデイ!!」配信開始。
入手方法は以下を参照。
2017年に追加要素を加えた「イナズマイレブン エブリデイ+」がスマートフォンで有料配信された。
2012年12月27日 「ファンタジーライフ」発売。
国内累計28万本を販売。
2013年7月にオンライン機能の強化や新マップなど追加要素を実装したバージョンアップ版『ファンタジーライフ LINK!』を発売した。
なお、「ファンタジーライフ」シリーズは2015年4月7日には全世界累計出荷本数が100万本を突破している。
2012年12月27日 「イナズマイレブン1・2・3!! 円堂守伝説」発売。
『イナズマイレブン』『イナズマイレブン2 脅威の侵略者 ファイア/ブリザード』 『イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー/ジ・オーガ』の計6作品を移植した作品。