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「テレビ大陸音頭のライブ」のレポ

昨日は「ピーポーズのパピプペポパペパピー2」というライブに行ってきました。このイベント、タイトルからして何が起こるのか全く予想できない感じがワクワクさせられます。そして実際、予想を遥かに超えるような、様々なジャンルや年代のアーティストが揃った、まさにカオスのようなライブでした。これこそライブの醍醐味と言わんばかりの、予測不能で多様なエネルギーが渦巻いていたイベントでした。

今回のライブに行くきっかけは、数日前に書いた「テレビ大陸音頭」に関する記事です。書いているうちに「やっぱり実際に見てみたい!」という気持ちが膨らみ、いてもたってもいられなくなり、即座に予約をしました。そんな勢いで参加したイベントでしたが、「テレビ大陸音頭」だけではなく、他にも個性的で強烈なアーティストたちが勢揃いしていました。

特に印象に残ったのが、「yujiro ozaki」さんのパフォーマンス。ステージでの彼の動きは、どこか奇妙なクネクネとしたものだったけれど、その独特な雰囲気が目を引き、同時に強烈な魅力を放っていました。歌いながらその不思議な動きをする姿は、他の誰にも真似できないようなスタイルで、まるでその場の空気を一変させる力がありました。彼の音楽は多彩で、曲ごとに異なるテイストを持ちながらも、常に一貫した独自の世界観が存在していました。彼が創り出すサウンドは、耳だけではなく身体全体で感じるような感覚で、観客全員を彼の音楽の中に引き込んでいました。まさにクジラが海の中を悠々と泳ぎながらその巨大な体で全てを飲み込んでいくようなパフォーマンスでした。彼の存在感は圧倒的で、飾り気のない素の自分を表現しているように感じ、そのリアルさに心を打たれました。何度でも見たくなるアーティストで、言葉では表現しきれないほどの感動を覚えました。

さて、本題の「テレビ大陸音頭」についてです。このバンドもまた、見事にやりたい放題をやってくれたバンドでした。実は以前一度対面で会ったことがあるのですが、普段の彼らのテンションと、ステージに上がったときのテンションのギャップに驚かされました。舞台に上がった瞬間、まるで別人のようにエネルギッシュで、観客を巻き込むパワーが凄まじかったです。高校生でここまでのパフォーマンスをできるバンドはなかなかいないなと感心しました。

特にドラムのパフォーマンスが終盤に向けてどんどんエスカレートしていき、ついには客席に突進してくるシーンがあり、それがとにかく面白かったです。音楽にのめり込み、感情のままに動いている様子は、見ている側にもその熱量が伝わってきて、一体感が生まれていました。こうした予測不能な行動こそ、ライブの醍醐味だと思います。

そして、ライブ全体としては「無秩序で自由」という言葉がぴったりでした。どのバンドも思い思いにステージを駆け回り、縦横無尽に走り、唾をかけてきたり、飛び蹴りしてきたり(もちろんそんなに痛くはありませんでしたけど)、まさにカオスのどんちゃん騒ぎが繰り広げられていました。この自由でありながらも全てが音楽に集約される瞬間、観客として体感できる幸せがそこにはありました。

とにかく、言葉では伝えきれないライブの熱狂が詰まった一夜でした。また次も行きたいと思わせる、そんなライブイベントでした。


テレビ大陸音頭の様子



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