見出し画像

適当な使い分け

『適当』とは?
なんとなく良い意味ではないような?

使われ方によってネガティブにもポジティブにもなり得ます

◇◇ネガティブな意味での「適当」◇◇

「適当にやっておいて」
「適当に済ませる」などの使い方では、
いい加減さや、物事を真剣に捉えていないという印象を与えることが多いです
この場合、「適当」は「いい加減」「雑」といった否定的な意味で捉えられます


◇◇ポジティブな意味での「適当」◇◇

「適当にやる」
「力を抜いて、ちょうど良い加減でやる」
などの使い方では、
「適切に合う」という意味合いで使われることもあります。
この場合、肩の力を抜いて無理なく行動することを指しているため、肯定的な意味にもなります。


◇◇中立的な意味での「適当」◇◇

「適度な分量」
「適当なタイミング」など、ちょうど良い加減を表す際には、特にネガティブでもポジティブでもなく、単に「合っている」という中立的な意味で使われることもあります。


「適当」という言葉は、文脈や状況によって評価が異なります。雑さや無責任を指す場合はネガティブな意味に、柔軟さやバランスを指す場合はポジティブな意味になります。


「適当」と「テキトー」

同じ言葉が由来ですが、現代の日本語では異なるニュアンスで使われることが多いです。

◇◇適当(てきとう)◇◇

「適当」
この場合は
「状況や条件にちょうど合っている」という意味で、ポジティブで肯定的な意味合いを持ちます。
例えば、
「適当な方法」
「適当な対策」という場合、状況に合わせて最もふさわしい方法や対策を意味しています
正式な文章やビジネスの場でも自然に使われる表現です。

例:適当な運動量が健康に良い

例:この仕事には彼が適任だ

◇◇テキトー◇◇

「テキトー」
ややくだけたカジュアルな言い方で、意味合いも異なります。
多くの場合、「いい加減」「適当に済ませる」といった、軽く流すニュアンスや責任感の薄い印象を持つことが多いです。
話し言葉としては使われるものの、フォーマルな場では避けられることが多いです。

例:今日の仕事はテキトーでいいや

例:テキトーに答えた


日常会話では「テキトー」が軽い表現として使われますが、真面目な場面では「適当」を使う方が適切です。


いいなと思ったら応援しよう!