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ギフテッドな息子とゆるゆる母の中学受験記14 入試のあと

息子が中学受験の一般入試を受けました。
「難しかった」「わからないのがあった」と言っていましたが、帰り道は終わってホッとした様子でした。機嫌も悪くなくて、良かったなーと思いました。

お昼ごはんを食べてうちに帰って、試験の問題をなんとなくふたりでパラパラと見ていました。

理科でリトマス試験紙の問題が最後のほうにありました。「今なら解けるよ、これはあぁでー、これはかぁでー」と、ご機嫌に教えてくれました。

途中の問題に時間を取られて、入試のときは解けなかったとのこと。

「今ならすぐに解けるのに、書けなくてもったいなかったねー」と言ったのが、彼の心に響いてしまい、泣き出してしまいました。悔しいと。

私に言われるまで、悔しい状況であることに気づいていなかったのです。ここだなーと思いました。

息子は覚えるのも速いし、理解力もありますが、俯瞰して見る力が弱いようです。だから時間配分も苦手だし、ひと通りできる問題から解くことのメリットもいまいち体感として理解していなかったのでしょう。

気づいてからはだいぶ悔しそうでした。
でも泣いてもなにも変わらないから。今度からは、時間がかかる問題は見切りをつけて次に行き、また戻ってくるということができれば良いんですよね。

「人生最後の試験じゃないよ」と言いました。

やはり体感して実感しないと腑に落ちないことがありますよね。息子が理解していないと思っていなかったので、私もフォローができていませんでした。

模試を何度も受けていたので、こんなところでつまづいているとも思っていなかったのです。

生きていくなかで体験することでしか学べないことも、これからたくさんあるでしょう。そうやって、成長するにつれて要領良くやっていけるようになるのかもしれませんね。

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