寺根千尋さんの個展【あやめもしらず】より、
友達が紹介してくれたアートといえば…の方と一緒に寺根千尋さんの個展【あやめもしらず】にお邪魔させていただきました💨
大学の現代アートの講義を経て、芸術への関心がより一層増した今の「私」がどのように捉え、何に惹かれるのかわくわくしながら向かうと…
息を呑むほどリアルな造形作品の数々に惹かれました。アパートをくり抜いて作られた場所【分室ニホ】での展示も相まって、一つ一つがアンティークなインテリアのようにも思えて素敵でした✨
展示会最終日なこともあり、寺根さん本人に会えたことと陽気な分室ニホのオーナーさん(?)にも、アートに携わる観覧者とも談話しながら作品を眺められる、心安らぐ空間でした。
作品
寺根さん自身も虫が怖いとおっしゃりつつ、可愛いものと「それ」らを組み合わせたときにどこまでが可愛く、どこまでが恐怖に思えるのか…。
製作中に負の感情を抱えながらも完成させる強さとリアル故の美しさは是非、現実でまじまじと見てほしいです。
私が気に入った作品(少々グロテスクなので、閲覧注意⚠)
作品名「得体」
個展名【あやめもしらず】のように、物体同士の区別がつかずに犬と女性が一体化しているようです。
どこか法悦しているようにも見える女性は、恋してうっとりしているようにも見えます。
私が立てた考察は、猫よりも従順な犬をもとにすることで、その従順さを利用し、洗脳する女性のように考えられました。生きているようにはまるで見えない、犬は生命力のない淡いグレーの瞳ですが、よくよく見ると助成と全く同じ瞳の色をしています。女性の色に染まったのか。
それとも、女性と共存し、見る世界が同じな様子を表しているのか。
生命力が無さそうと言いましたが、微かに煌びやかな色が残る犬にこれでもかと言うほど、どっぷり脳に浸かり、犬の視界すら遮る女性からは、一種の恋の盲目さも感じました。
この淡いピンクは脳なのか、恋なのか…。
ところで、この脳を作る際に白子を参考にしたらしいのですが、寺根さんは白子を食べたことがないらしく、白子トークしてしまいました笑。
私は味噌汁に入れるのが好きなのですが、分かってくださる方いますか……😖
と。まあ、話はそれましたが…。
現代アートに自ら行く機会は無かったので非常にいい機会でした!
ぜひ寺根千尋さんの作品も、分室ニホも調べて訪れてみてください😌😆
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