フレンチトーストがトルコの家庭では
テレビでフレンチトーストを作っている場面を観た。トルコで自分のテレビ番組を持っているアメリカ人女性の番組だった。
Rikki Rotasさん。この番組がめちゃめちゃ好みでたちまちファンになった。彼女目線からのトルコを切り取ったチャンネルだった。
リッキーさん、大自然の中で、フレンチトーストを作っていく。アメリカ人だからかしらねー。やっぱりフレンチトーストはお袋の味なのかしらねー。
思えば、トルコでフレンチトーストを食べたことは1回だけ。それも観光客が多いサムスンの海沿いのレストランで朝ごはんセットを食べた時に2切れついてきた。美味しくはなかった。
トルコの家庭ではフレンチトースト作るのだろうか。リッキーさんはアメリカ人だから作っているのであろうと思ったので聞いてみた。
一緒に観ていたダーリンのお母さんは、
『当たり前よ〜昔はよく作っていたわよ〜大好きよ〜💛でも子どもたち(ダーリンのこと)が卵が嫌いだから作らなくなったわね』
私とダーリンのお母さんは卵大好き💛
一方、ダーリンは卵が苦手。遠慮せずに食べてもいいとは言われているけど、卵の匂いがダメなようで、卵調理に使用した器具は、少しでも卵臭があるとストレスなのだとか。匂いが残らないように面倒な処理する必要がある。私にとって匂いが感じられなくても、彼が感じたらアウト。また臭い消しに奔走しなければならない。
という具合なので結構気を遣う。まじで死ぬほど面倒くさいのだ😇
(最近は使用済みの器具を洗剤できちんと洗い、その後、卵料理に使ったフライパンに、その他の調理器具を入れて、水と酢を入れて沸騰させるという技を編み出した。酢の匂いには勝てないようだ)
フレンチトーストなんて、あんなの卵たっぷりが美味しいに決まっている。この家で食べることは不可能だと思っていた。
でも食べたい。せめて卵料理食べたい。身体が卵を欲している。
翌朝、ダーリンのお母さんに、フレンチトーストが食べたいことを話した。すると、『わかった👍私たちだけで食べよう😏でも明日作るね。もう朝ごはんの準備だいぶ進めたから』
うん💛ダーリンママありがとう😍と明日のお楽しみということで、当日の朝ごはんを待った。
しばらくしてキッチンに行くと、なんと!!!
ダーリンママはフレンチトーストを焼いておられた🙃
え?もう明日になったのかしら?白昼夢?
もちろんんなわけない。
👩「え?明日じゃなかったっけ?」
👵『あーなんか今日作ろうと思ったのよ』
そうだった。ここトルコだったわ。なんでも起こりうるんだった。
どんな感じなんだろうと、こういうフレンチトーストを想像していたのだが、
ぬぅあんと、
胡椒が入った
唐辛子が入った
タイムが入った
めちゃめちゃ塩味おかず系フレンチトーストが出来上がっていた😇
そんでもってバターで焼かずにひまわり油で焼いていた。
MAMMA MIA🙃OMG!NOOOOOO!!!!!それじゃないYO!ママ😱
一緒にテレビで観ていたはずだ。蜂蜜入りの甘く、たっぷりのバターで優しく焼いたフレンチトーストを。
そうだった。ここトルコだったわ。なんでも起こりうるんだった。
作っていただいた手前、文句なんてもちろん言えない。
私の想像を遥かに天城越えしてきた塩味フレンチトーストは唐辛子フレークの赤とタイムの緑が鮮やかにまぶされており、卵はたっぷりめ。
口に運ぶと、うん、美味しい💛意外とパンチが効いておらず癖がなく食べやすかった。
もちろんありがたく沢山いただきました。最後はせめてもの抵抗でヌテラ塗ったったけどな。
塩味のおかず系パンケーキもあるのだし、全然ありなんだけど、予想と違いすぎてびっくりした朝だった。
この国はヨーグルト然り、なんでも塩味ベースなのだろうか。
次は何が塩味でおいでなさるのか期待している。
しかし甘〜いフレンチトーストへの欲求はどこへ向けたら良いのやら。