Akçay(アクチャイ)トルコ国内旅行記その2〜進撃ブラザーズ山岳遭難疑惑〜
朝ご飯のあと、
ベル君がKazdağı Mİllİ Parkı
(カズダー ミッリ パルク)
カズ山国立公園に連れて行ってくれた。
山頂で雨と雷の音がしていたが、
とうとう雨雲は私たちを捕まえた。
さっきまでのお天気は何処へ。
雨がざんざん降る中、
山中をワイルドに運転するベル君。
トルコ人の運転は本当に怖い😱
スピードはじゃんじゃん出すし、
本能赴くままって感じ。
車をかするとか、軽くぶつけることに対して
日本ほどの神経質さは微塵もない😭
加えて、久しぶりの再会だからなのか
テンションブチ上がりのguys。
大音量で音楽を流して、
ダーリンとベル君は大声で
歌を歌って
(しかも進撃の巨人の歌だし)
車内クラブ状態✋
天気は雷ピカゴロ鳴りまくって悪いわ、
全く舗装されていないデコボコ山道だし、野郎どもブラザーズはハイボルテージだわで
ヘルタースケルターっている旅路⚡️
冷や冷やしながら、
私も怖さを紛らわすために
歌う♪
しかないよね?
しばらくして無事に国立公園に着いた。
『怖いの大丈夫?吊り橋があるんだ!
そこまで行こう‼️😁』
とベル君が指さした先は、
明らかに立入禁止区域。
めちゃくちゃ通せんぼ標識バッチリ。
(立入禁止区域でしょ?いくわけねーだろ?😱)
なんて思いは秒で進撃され、
進撃のブラザーズはおいおい茂る緑の中を
歩き始めた。
まさかここで
Dead or Alive?😱
の選択肢を迫られるなんて。
1人残っても誰もいないので、
熊とか来たら身を差し出すしかない。
というわけで、
進撃のブラザーズ、エレンベル君と
ミカサダーリンにお供。アルミンなわたし。
3人で山の中をひたすら歩き、
吊り橋を目指す。
深い山の中は
空気も綺麗で、とても癒された。
歩いていて気持ちがよかった。
3人でわいわいしながら、結構歩いたものの、
吊り橋らしきものは一向に見えない。
携帯から地図でどのくらい歩くのか調べようと
提案するが
電波が死んでいる😇
つまりここで何かあっても
誰も助けに来てくれないってこと?
山の中を歩くのも飽きてきたのか、
帰ろうと言い出す進撃ブラザーズ。
無事に戻ってきて、
上の一個前の写真の通せんぼされた
門の近くにある
この公園の有名な展望台?的なスポットに行く。
KAZDAĞI MİLLİ PARKI CAM SEYİR TERASI
(カズダー ミッリ パルク ジャム セイル テラス)
ベル君が、
吊り橋はこのことだったかも〜😋💖
なんて言い出して、
(可愛いから余計にムカつく笑)
いやいやいやいや、
これ吊り橋じゃないし、
今まで何のために歩いたんだよ😭
まあいいんです。いちいちキレてても仕方ありません。
だってトルコだもん🇹🇷
無事に帰ってこれただけ良しとしよう。
ここはとても気に入りました❗️
大自然がダイレクトに感じられるし最高です😍
アクチャイに来られる方は
なかなかいないと思いますが
ここはめっちゃおすすめスポットです。
再び雨が降り始め、名残惜しくも退散する。
行きは15分もかからずに、
ここに着いたのに
帰りは30分以上も走っているのに、
全然中心部に辿り着かない。
そこでベル君が一言。
『迷子になったかも』
😱
あんた今なんて言った????
ワナワナワナワナ
雨は激しく、
標識もなく、
携帯電話も繋がらない。
車にナビもない。
おまけに誰ともすれ違わない。
この山林地帯で遭難?????
(ソーナンデスとか言わないで泣ポケモン)
水?
無し
食べ物?
無し
ガソリン?
なんかあと僅かじゃね?
Dead or Alive?😱Again???
最悪の事態を考えながら、
今私にできることを考える。
遺書?
やだーーーーーーーーーー泣
舗装されていない道で
たまに大きな石に当たって
車に鈍い音が響く。
車が動かなくなったら
終わりである。
それでも走り続ける男ベル君。エレン役
私、不安しかない。アルミン役
ダーリン、無言。ミカサ役
ガチの進撃の巨人ごっこやらなくていーから😭
皆、沈黙。
思っていることは
皆ひとつ。
この状況どうすればいいの?ってこと。
しばらく進撃の巨人ごっこを続けると、
とある標識が見えた。
周りの木と同化するような
さりげない木の標識。
おまえ標識の仕事してねーぞゴララアアア😤😡
という気持ちはひたすらに無視し、エレンもといベル君が
『バクラヴァちゃん!よくこの標識を見つけたね💛』
と褒める。
こんな状況でも
少しばかり心に余裕のあるベル君。
なんでもいいから、無事に帰ろうぞよ。
私のファインプレーが功を成して
標識に従ってこちらに到着。
Darıdere Tabiat Parkı
(ダルデレ タビアト パルク)
まだ公園かよ。
という私のガッカリ感は否めなかったが、
ここでなんと人に遭遇😍
山小屋に3人の男性がいて、帰り道を尋ねる。
優しくチャイまで淹れてくれた。
ここは夏にはフェスなども開催されるらしい。
こんな山奥で?すごいな。
雑談もしばしば、道も聞けたことだし、
再出発。
なのにしばらく走ってまた迷ってもう一度戻ったことは内緒。
途中でバイクにまたがるお兄さんたちに
3人とすれ違う。
全員からもこの道で間違っていないかを聞く。
だんだんと家が見え始めた。
とうとう私たちは中心地まで辿り着き、
ホテルまで戻れた。
一時は死もよぎったほど、
大自然の力ってなめたらあかんね。
数ヶ月のトルコのニュースで男女3人組がカズ山で
遭難で、とかのニュースにならなくてマジでよかった。