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【Audible】読書愛に満ちたエッセイ『読書は鼻歌くらいでちょうどいい』大島梢絵

著者の深い読書愛でいっぱいの読書啓蒙エッセイ
読書好きなら、思いっきり共感できる内容です。
もともとあまり本を読んでこなかった著者が、一冊の本との出会いをきっかけに読書に目覚めます。その後、多くの読書経験から、本に対する自身の向き合い方や、おすすめの本をたくさん紹介しています。

第2章の「読みたい本の見つけ方」には、読む本をどう選べばよいか迷う人が参考にできるアドバイスがあります。
例えば、

・受賞作品をチェックする
・SNSで見かけて気になる本を読む
・映像化作品の原作を読む


などは、普段あまり本を読む機会がない人でもすぐに試すことができます。

とにかく、少しでも自分の気持ちが惹かれたものを手に取ってみると、どんどん読書の沼にはまれますよ!(沼、とはおっしゃっていませんが)と、くりかえし話しかけてくれます。

ご主人とカレー屋さんを経営されているそうですが、お二人とも本が好きらしく、とても仲睦まじい様子も微笑ましいです。
夫婦で本の話ができるなんて、素敵ですね。

著者が主催する読書会も好評のようです。
読書会は、自分の知らない素敵な本を知るきっかけにもなるし、何より本が好きな人同士、話が弾みます。

また、読んだ本の記録に関しては、第4章「読書記録」に詳しいです。
読みっぱなしにせず、どのように読んだ言葉を自分のものにすればいいか、著者のやり方を参考に、自分にあった方法を見つけるヒントになります。

この作品の朗読は著者自身です。
もとはアナウンサーだったそうで、可愛らしい声で聴きやすかったです。

本が好き、読書ってこんなに素晴らしいんです、それをぜひ伝えたい!そんな著者の読書愛で満ちたこの本は、どなたにもおすすめできる一冊です。

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