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夢を持たなかった私がBIGな夢を持つまで

「将来の夢は何ですか?」
小学生の私は答えることができなかった。

周りの同級生は、サッカー選手やパイロットなど、将来なりたい職業ランキングの上位の職業を答えていた。

当時、得意なことがなかった。

側から見れば優れていた面もあったかもしれない。
その道のトップを目指せたかと言われると、自信はない。
そのレベルだ。

勉強、運動など全てにおいて80点を取る。
日本教育の賜物。
まさにそのような子どもだった。

中学に進学しても、高校に進学しても将来やりたい事は何も見つからなかった。
ただ懸命に1日を過ごしていた。

大学受験に失敗して、浪人を経験した。
その期間で将来について深く考えた。

私の人生はどうなるのか。
やりたい事はあるのか。

答えはでなかった。
大学での4年間で見つかるだろう。
そう信じきっていた。

「学歴が高い方が選択肢は多い。」

母親から言われた言葉だ。

心の奥底で最低限のラインを決めた。

人間は最低限のラインを作るとそこに落ち着いてしまう。まさにそれを体験した浪人期だった。

最低限のラインは本当に最低限だった。
行きたくはなかったが、行くしかなかった。
二浪する程の気力はなかった。

大学入学後、何かあるだろう。
期待だけを背負い進学した。

入学式を終え、同期とInstagramや LINEを交換した。私に直接的な刺激を与えてくれるような友人とは出会えなかった。

最低限と設定した大学だからだ。
そう言い聞かせた。

入学後約1年間は、世界的パンデミックの影響でほとんどの授業がオンラインで開講された。

クソつまんねえ。
大学ってしょうもない。
何の為に1年間浪人したんだ。

言葉に出来ない感情が込み上げた。

夏頃、アルバイトを始めた。
地元では少しだけ有名ならーめん屋だ。

初めてだった。
お金を稼ぐ行為自体。

食器の片付け。テーブル拭き。皿洗い。指示通りのサイドメニューを作る。ゴミ捨て。

私以外の誰でもできる仕事だ。
時給労働とは何かを学んだ。

2年生になる前に、夜のお仕事を始めた。
きっかけは、中学時代の友人だ。
詳しくは自己紹介noteに書いてある。

2年生に進級する前、1通の封筒が家に届いた。

留年を知らせる通知だった。

オンライン授業は受けないと高校卒業時に決めていたから、当然の結果だった。

留年費用は自分で負担する。
親に負担はかけない。

その気持ちだけだった。

1年生として再スタートを切った。
入学後にSNSで繋がっていた友人と学校で会うようになった。

彼らのことを少しずつ知り始めた。

親が医者。
親が複数の会社を経営してる。
親が政治家と関係がある。

ここで気付いたことがあった。

世の中は圧倒的な資本主義である。
サラリーマンでは裕福な暮らしはできない。

「金が全てじゃねえが、全てに金が必要だ」

闇金ウシジマくん 丑嶋馨


私は裕福な家庭に生まれたわけじゃない。

ブルーカラー層がホワイトカラー層になることはあまり難しいことではない。
労働者から資本家への壁が高いのだ。

夜のお仕事をきっかけに資本家まで登る。

無我夢中で夜のお仕事を頑張った。
大企業の課長クラスまで稼げるようになった。
私の環境下では天井が近かった。
少し稼げるようになり天狗になっていた。

いけると思った。
人間急激な環境の変化は何かが起こる。

毎週クラブのVIPで遊び、友人との会計は漢気じゃんけん、ブランド品を買い、1人暮らしを始め、タクシー移動の日常。

調子に乗ってお金をつかいまくった。
使っては稼ぐを繰り返した。
バブル期はこんな感じだったのだろうなど回想していた。

3ヶ月働かず遊びまくる。
そんな日々もあった。
次第に働く頻度が減っていった。

甘かった。 

貯金が減っていく日々。
とうとうゼロになった。

ブランド品を売り、知人にお金を借りた。

やるしかない。

腹を括った。
もう一度闘うことを。

夢はGAFAを超える世界的な企業を一代で築き上げること。

夢を実現させる為には環境の変化が必須だった。
夜のお仕事を辞めた。
目先の利益に飛び付くことを辞めた。

1年前にchatgptを知っていたこともあり、AIというジャンルで今年の1月から自分なりに頑張り始めた。続けることで成果が出ることを学んだ。

6月頃、仕事とプライベートの感情が交錯することが課題だった。

このやり方でお金を稼ぐことはダサくないか。
人に感謝される事業をしたい。
心の変化があった。

私は知識も経験もない。
メンターが必要であることは明白だった。
IT企業の長期インターンを新天地に選んだ。

その環境が適切かどうかはわからない。
正解だった思えるようにすればいい。
アクションを起こせば何かが変わる。

私は夢に向かって走り続ける。


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