読むと旅をしたくなる本「ひとり旅日和」シリーズ
先日、本屋で「ひとり旅日和」の文庫本が発売されているのを見つけた。
買って帰ろうかと思ったのだが、このシリーズのタイトルには数字が入っていない。
最初は文庫本でこのシリーズを買っていたけれど、早く読みたくて途中で単行本を買ったので、今の自分が何巻まで読んでいたかうろ覚えだ。
あらすじを見る限り続きの文庫本が発売されたと言うことで大丈夫そうだったが、買い物の時間も限られていたので家で確認をして出直すことにした。
なので、これを機にシリーズを振り返ってみようと思う。
まず「ひとり旅日和」の主人公は都内に住む24歳の梶倉日和。
人見知りの日和は新しい趣味として”ひとり旅”に挑戦する。
旅を通じて成長していく日和の物語。
著者は秋川滝美さん。
では第1巻
私も独身時代はひとり旅を少々嗜んでいました。
だから旅先での日和ちゃんの気持ちに共感できるところが多々あり、時折「うん、うん。」と頷きながら読みました。
第2巻
主人公日和の恋が少しずつ進んでいきます。
これじゃあ”ひとり旅”じゃなくない?と思いつつも恋の行く末にドキドキ。
そしてペーパードライバーだった日和ちゃんが一念発起をしてレンタカーで旅に出ます。
近所しか運転していない私は、電車やバス旅の日和ちゃんに親近感を感じていたのですが成長した日和ちゃんにここで大きく離されてしまいました。
第3巻
小説の中でも感染症が猛威を振るいます。
旅に出ることに悩む主人公の日和。
前の巻で恋が進んでいったので、このまま”ふたり旅”になってしまうのでは?と言う疑念は払しょくされました。
恋と”ひとり旅”がちょうど良いバランスで進んだ印象です。
こうなると今度は恋の進展が早く読みたくなる天邪鬼な私。
第4巻
こちらが2024年10月25日に文庫版で出ている最新巻でした。
私が本屋で見たのもこちら。
単行本の方は、第5巻「ひとり旅日和 幸来る!」が2023年秋に発売済み。
第6巻「ひとり旅日和 道続く!」は2024年11月26日発売予定です。
「ひとり旅日和」シリーズを読んでいると私は旅に出たくなります。
いつかこのシリーズの聖地巡礼ができたら良いなとも思っています。
そしてこちらのシリーズは表紙のイラストもとても素敵です。
表紙目当てで文庫本と単行本の両方をそろえたいくらいです。
表紙は鳶田ハジメさん作。
旅じゃなくても、私も何かに挑戦したい!日和ちゃんみたいに成長したい!私にとって優しく背中を押してもらえる本がこの「ひとり旅日和」です。