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最新作を読みながら百合夫婦について考える

どうも皆さんお疲れ様です。バカルディです。

今回は先日投稿したこちらの小説の誤字チェックをしながら百合夫婦について考えていこうと思います。

少しばかし長い記事になると思いますが、よろしければお付き合いください。

百合夫婦とは

百合夫婦という言葉がいつから存在しているかは正直分からないところではありますが、pixivイラストにおける本タグを使用した最古の絵は2011年の2月に投稿された下記のイラストのようですね。
2011年ですか、大昔のようにも思いますし最近にも思えます。

定義自体はかなりあやふやなようでまあ「誰かが言えばそう」的なニュアンスの言葉といったところでしょうか。

私が考える百合夫婦

個人的に思う百合夫婦は恋人の枠を超えた家族愛や無償の愛といったものが芽生えたふたりをそう呼称するべきかなと思っています。

今回書いた小説では家族愛を重視している感じですね。
(その分ラブいのを削っちゃったのは反省、バランスを取るのは難しい)

心の距離が恋人よりも近いからこそ何気なくイチャつけるし改まって恥ずかしくなってしまう、そういうものだと私は思います。

今回の小説振り返り

エピローグ部分

書き出しにはいつも悩みます。
大抵はいつのこと〜云々を書くのですが、これを少しでもかっこよく見せようと頑張ってみるんですがあまりうまくはいきません。

最近は先頭一字開けをしているのですがなんとなく収まりがよくない気がしますね。
以前やっていた一文一文で改行した方が見栄えはいいですかね。
なんとも考えものです。

この小説は百合作品でありながら語り部を百合の子供に据えているのでそれがなんとなく分かればなという思いでこんな書き出しにしてみました。

ちなみに、母親『達』の達にはルビで点を振ってあるのですが見えずらしですね。
  ・
母親達みたいにもう少し目立たせたいんですけど……。
日々試行錯誤ですね。

小ネタ① ハヤヒデの片付け好きは公式設定からの引用

叔母がくれた蟹

画像で本文を載せようと思ったのですが、枚数が多いのでここからは文字のみで。

以前書いた小説にかなりの加筆と若干の修正を加えたものです。
ざっと書くと……。

最初の母ふたりの紹介の文言の変更
ハナ(娘)の食べるものが焼きそばから焼きおにぎりへ
蟹の解凍の流れの変更
蟹を食べる描写の大幅な加筆

などですね。大小様々結構変更しましたが元の小説の雰囲気を落とすことなく出来たのかな、と勝手ながらに思ってます。(元の小説といっても自作なのですが……)

この話は元々は冷えた手をハヤヒデの髪で温めるというネタ
お弁当を食べさせ合ってる系のネタ
そしてカニがハヤヒデの髪につくっていうネタ

3つのの融合で書いたものです
元の方を書いてる時、シンプルなウマトレに飽きていた節があったので娘視点で書いてみよう、という試みになったんですよね。

余談はさておき、ですが本作において私がこだわった点が『ふたりの片方が過度に母親らしく父親らしくならないように気をつけた』という点です。

あえてわかりやすく言えば男役と女役を作らないようにした、という言い方が正しいでしょうか。私が考える百合夫婦はどちらかが夫らしく妻らしくとかそういうのではなく、どちらもが妻としてそして母として在るのかな、なんて思ってます。

共働きの設定はこんな思いから来ていたりしますね。
(ハヤヒデくらいなら賞金で暮らせていけそうだなと思ったり……。)

ブライアンは後でもう少し詳しく書こうとは思っていますが、基本的に姪に激甘な叔母としての姿を書きましたね。限りなく無責任に好きなように生きる親戚というかなんというか、そういうのです。
まあ、無責任だったら姪っ子の面倒なんて見ないと思いますが。

恥は争えない

完全新作です。

救命講習を受けた時に人の血液には絶対に触るなというのを教わりましたがそれはそうとで今回は創作。そういったのは無視して書きました。現実は妄想を殺します。

まあ、苦手な人がいるのは理解している描写です。
注意書きでも書こう思ったんですが……。はい。

色々とツッコミ所も多くてこのエピソードの浮いてる間は結構ありますが、個人的には好きな話です。

ハヤヒデならびにブライアンとは血の繋がってないハナ(主人公)ですが、彼女は結構ブライアンに本質は似てるっていうイメージをしています。

血のつながり抜きに幼少期に果敢に関わった人に人って似ると思うんですよ。

ハナに関しては両親より叔母の方が身近で関わりが深いという点から拗ね方とかハヤヒデとかへの甘え方とかそういうのは叔母のブライアン譲りなのかなと思ってます。

母の呼び方

極めて現実に即して考えた際、百合夫婦間の子というのはどちらか(もしくはどちらも)の血を引くことはないと思うのですよ。(姑さんとお嫁さんとかならある?)

この際、絶対にどこかで他人が母に代わるタイミングがあると思うのです。

人生経験が少ないもので想像が出来ないので、どうしたものかと思い1人スペースで話しながらブレストして頭の中身を整理した訳です。そして、百合夫婦間いにおける親子関係に対する理解を深めたのです。

子はいつ他人を親と認識するのでしょう。皆さんはどう思われますかね。
Xやコメントで教えてくださると嬉しいです。

何か大きなイベントが起こった際に劇的にふたりの関係が変わるというのはもはや定番な気がしますが、やはりパッと思いつくところで言えば看病でしょうか。
母も娘も不調な際、看病できるのは他人である母の恋人な訳ですが、そこで子供が「お母さん」みたいにその人のことを呼んで……。というのを思いつきました。

しかし、今回も採用した型はいつの間にかパターンでしょうか。これといった意識もなくただ心の距離が近づいていって親子になる、というパターンです。
気難しいと思ってたハヤヒデさんは実は結構面白い人でその人なりに自分を気遣ってくれようとしていて……。みたいな奴ですね。

で、この二つのどちらを採用するのかといったところで私はより自分らしい方を選ぼうと思い後者にしました。
ヒーロー的にその人がそうなるのも良いのですが、いつの間にか生活に染み渡っている温かさとかそういう方が私はなんとなく得意だなと思ったんですね。

Last Christmas

ブライアンとハナちゃんの思い出ですね。
引退したブライアンがガーデニングにハマってる設定やイルミネーションに凝っている設定は個人的に結構好きですね。
短い話なので休憩程度に考えて貰うと嬉しいです。

余談 恥ずかしながらクリスマスのスペルを忘れて調べたらあれなんですね「キリストマス」なんですね。初めて知りました。

どうぞご贔屓に

「なんかすいません。」って一言、腹立ちますよね。自分から聞いてきたのに説明すると勝手に気まずくなって責任をこちらに押し付けるように言うんですよね。

愚痴はこの辺にしておきましょう。

ハヤヒデの友人の花屋さんの話です。タイシンですね。

ハヤヒデは電話越しに何か話すときに絶対に言葉足らずになるタイプですよね。
それがきっかけで変な勘違いをされてしまったり……。

それはそうとタイシンとハナちゃんについてですが、この2人は互いに気を許し合ってる先輩後輩みたいな間柄ですね。干渉はしないけど気にはしてるみたいな奴。

親愛的なそういう関係もまた好きなのです。

個人的に1番好きな話はこれだったりします。

留守番電話

一人暮らしをすると中々固定電話を買わないと言う話を聞きます。
確かにスマホもありますし要らないモノとなってきつつありますが、やはり固定電話には独特の趣がある。そういう話です。

チケゾーは何回も掛け直してくるしブライアンは拗ねてガチャ切りするし、そういうやつ好きです。

もし、よろしければ皆さんも「この子だったら〜」なんてのを考えてみてください。

昔カレー

なんかやった帰りに自炊できる人すごいですよね。
私は無気力寄りの人間なので尊敬します。

何気ない瞬間、ふとした時、そういう時に誰かの尊敬や感謝の念を思えるってとても素敵なことだと思います。

恥ずかしいのでこれ以上は何も言いません。(お気づきかと思いますが、noteに書こうとしたネタは前半で大体書いたのであとは消化試合です。)

タイトルは向田邦子の父の詫び状から拝借しました。

おひとり様旅行券

ハナ自体の家族の描写が薄くなりつつあった(実際薄い)ので最後はハナちゃん一家の話に絞りました。彼女のことですので、これ以外にも孝行はしていそうですがこうした派手な孝行をするのもまたいいでしょう。
人からもらった旅行券を1人分使ってるのが個人的にハナの優しいめんどくさがりな性格を表していてお気に入りです。

2泊3日以上の家族旅行に行ったことのない私にとって、ハナの言う海外旅行はある種の夢ですね。両親が元気なうちに行きたいな、と勝手ながらに思っています。


総括 百合夫婦の概念はまだ伸び代がある。


最後まで読んでくださりありがとうございました。
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