昭和のOL 令和の時代「パソコン入門」講座について考えてみました
私は平成4年に、営業事務からパソコンインストラクターに転職しました。平成のパソコン講座は令和の現在にも通用するか検証してみました。
パソコン入門講座は必要か
私がパソコンインストラクターになったばかりの平成4年頃には、パソコン入門という講座がありました。何と教えていたかというと「パソコンとは何か?」、「キーボードの使い方」などを教えていました。
「パソコンとは何か?」・・・これは座学に近く、パソコンが高速の計算機であることや、パソコン本体やモニター、キーボードといった名称や役割を教えていました。この説明の終了後に、電源の入れ方から実技に入っていました。それ以外にも、パソコンを使う環境も教えていました。
「パソコンを使う場所では禁煙」、「フロッピーの磁気部分を触らない」
「磁石を近づけるとパソコンは壊れる」などなどパソコンを使用する時の注意点を、とくとく指導していました。
こんな簡単なことは、教える必要があるのかということですが、パソコンを見たことはあるけど、触ったことがない人たちに教えるのです。
初歩の初歩から指導しないと、テレビのスイッチのように電源ボタンを押したり、文字はアルファベットしか入力できないと思い込んでしまったり、入力したデータを保存することが理解できなかったりと、現在では信じられない行動を起こしていました。
文字入力に関しては、半角と全角の違い、数字、漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットの入力方法の説明と実際に入力する実技の指導だけで、1日がかりでした。私は、文字入力の指導を1日行うと、とんでもなく疲れてこんな厳しい講座が、これからも続くのかと思うとインストラクターを辞めたくなっていました。
さらに「Windows95」が発売されてからは、「Windows入門」という講座が始まりました。「Windows95」依然のMS-DOS版のソフトウェアの使い方に慣れてきたのに、「Windows」の使い方を憶えてなくてはならないということで、仕事でパソコンを使っていたオフィス内はとても混乱していました。
令和のパソコン入門
令和の現在、パソコン入門講座は、必要かどうか考えてみました。
名称もパソコン入門でなく「情報リテラシー」と言うんですね。しかも中学校や高校のカリキュラムに入っていることを知って驚きです。ワープロや表計算も指導しているらしいので、平成のパソコン入門の講座はもうなくても良さそうです。その代わりに、情報セキュリティ教育を、子供から大人までパソコンやスマートフオンを使う全ての人に行って欲しいと思っています。
現在では、フロッピーディスクの磁気部分を触って、データが壊れることはなくなりましたが、個人データをSNS上に上げてしまうことは多々あります。
パソコン入門講座は「情報リテラシーとセキュリティ教育」という名称に変わって残っています。
本日の台湾 「台湾在住の日本人は『驚安の殿堂 ドン・キホーテ』が好き!」
1月19日、MRT西門駅近くに、「驚安の殿堂 ドン・キホーテ」の台湾1号店が開店しました。店の前には、長い行列ができました。Twitterには、台湾在住の日本人からのツィートで溢れました。日本に気軽に帰れない今は、「 ドン・キホーテ」で、気晴らしです。