三の法則について
「三の法則」
車の運転なんかをしていると顕著なのですが、一度ヒヤリや不愉快な目にあうとその日は三たび同じような不愉快が立て続けに襲来しがちなのです。
それはたとえば割り込みであったり不躾なクラクションであったりノーウインカーの車線変更であったり車間詰めであったり信号無視の自転車であったりです。
それに加え、渋滞で間に合うはずの閉店時間に間に合わないなどのオプションが付いてきます。
そういったわけで一度不愉快に襲われると「ヤダな。あと二回不愉快な思いをするのか」と思うわけなのです。
しかし人間は学習をしますので、なんとかこれを打破しようと考えを巡らせます。
そこで採用したのが「能動的不愉快突入法」というものです。向こうから来る前に、残りの不愉快を自ら済ませちゃおう、という工合です。
とりわけネット上の不愉快というものは一方向的かつ他人に押しつけて溜飲を下げる物なので、本来は「この不愉快はあんたの分だよ。こっちに押しつけないで」と押しつけ返して終了が望ましいのですが、そこに固執しすぎると固執自体が不愉快にカウントされてしまい、結果自分側で完結してしまうことにもなりかねません。だから無視が一番です。シャットダウンです。訪問販売員の語句の終わりを待たずカーテンを引くように。あなたが立ちいることを私は許可しませんよ、と。
本日は二回不愉快な目に遭ったので、残りの一回を先程済ませました。一メートルの高さから足に缶コーヒーを落としました。痛かったです。
これで今日の分の不愉快は済ませました。
あとは良いことが待っているでしょうね。
おしまい。
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