⑤練習の為の練習をする
練習の為に練習するなと言う事。
え、当たり前やん!
と思いましたよね?
そうです。当たり前です。
しかし、これを出来ていない人は多いです。
僕なんて、そりゃもうひどいもんでした。
ブルペンで投げ込む時には自分が納得のいく球を投げる事しかしていなかったし、バッティング練習ではとにかく飛ばす事しか考えていませんでした。(高校の監督にマスターベーションと言われました)
これを別に悪いと言っているわけではありません。ただ、その目的が自己満足だとまずいという話をしています。
実際の試合で納得のいく球が行くかどうかなんて関係ありません。
どう抑えるか。これだけです。
納得のいく球が投げられるようになるのが目的では無いんですよね?
これまで何度も言ってきましたが、
試合に勝つ為に練習するんです。
自分が成長する為に練習するんじゃないんです。
試合に勝つ為に練習するから
成長するんです。
しかしこういうと、
そんな事ない!プロに行くために自分のレベルを上げるピッチング練習をして、いい球を投げられるようにするのも必要じゃん!
という声が聞こえてきそうですが、おバカもいいとこです。(耳が痛い)
「いい球」ってなんでしょうか?
打者を抑えることの出来る球ですよね。
見た目に球威があるとか、球が速いとかは本質ではなくて、
「打者を抑えることが出来る球かどうか」
が重要です。
野球には必ず相手がいます。
投手なら打者、打者なら投手です。
納得のいく球を打たれる事なんてざらにあります。
納得のいくスイングで三振する事もざらにあります。
納得したかどうかはどうでも良くて、どう打者を抑えられるのか、どう打てるのかにしか意味がありません。
納得のいく球を投げる練習しかしていなくてそれが打たれたから
納得いく球が行ったし打たれても清々しいな
なーんて言うやつ。
早くマウンドから降りてください。
チームは勝つ為に投手をマウンドに送ります。
エゴで立つなら辞めてください。
(過去の自分を戒めています)
「納得のいく球を投げる」のは典型的な練習の為の練習です。
試合の状況に限りなく近づけてどう抑えるか、点を取るか、の練習をする。
これが試合の為の練習です。
何百球も投げ込む際にも同じです。
全部試合を意識して投げましょう。
素振りにしても、ただただ振るのは辞めましょう。
全部投手をイメージして振りましょう。
大事な事なのでもう一度いいます。
試合に勝つ為に練習するから
成長するんです。
目的や目標があってそこに向かっていくから成長するんです。
それを成長を目的にしてしまっては本末転倒です。
僕はここを最後まで勘違いしていました。
よく陥りやすい点だと思うので見誤らないように気をつけましょう!!
まとめ
練習の為の練習とは
マスターベーションです。
⑥では、もうほぼ全ての選手が知らぬ間に陥っている状態についてお話します。
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