⑦野球だけをやる
よく、
「野球だけやっていちゃダメ!」
などと言われる事があるかと思います。
全くその通りだと思うのですが、それは何故かをお話ししたいと思います。
野球だけやっていてはいけない理由の一つに、スポーツ選手の選手生命の話があると思います。
簡単に言えば、「将来食べていけなくなる可能性」がプロアマ問わずシビアにあるからだと思います。
高校野球指導者の多くは教師ですから、勉強をさせる事も仕事だと感じていると思います。
僕にも経験があるのでよくわかるのですが、例え勉強した方がいいと頭でわかってはいても中々実行には写せません。
というのも、僕にとって「今現在」勉強が価値あるものに感じないからです。
これは言い訳でも何でもなくて、そこに意味を本気で感じれば人は勝手にやります。
ここで重要なのは、人に言われて気づくのか、自分で経験して気づくのか。です。
「野球だけしてちゃ食べていけない事」も「勉強をしておいた方がいいこと」も頭ではわかっていますが、中々行動できないというあなたに一つ言いたい。
それが、野球に関係ないと思っている事がそもそもの原因です。
⑥で感情のお話しをしましたが、これは私生活にもそっくりそのまま現れます。
勘の良い方は気づいておられたと思いますが、練習よりも普段の生活の感情が試合に影響します。私生活が大切だと口酸っぱく言われるのはこう言う事です。
靴を並べる。服を畳む。言葉遣いを正す。挨拶をきちんとする。これらは全て繋がっていて、ある力を養う為に行います。
どんな力を養っているか?
それは
「自分で気づき、改善する力」
です。
僕は、ピンチやチャンスに普段の感情が出ると言いました。
普段からこういった事に目がいく選手は、試合中にも同じように相手がよく見えます。
そして、どうすればいいのかを考える事が出来ます。
しかし!ここにも大きな落とし穴があります。
それは、自分で気づいたのか、やれと言われてやっているのかです。
前者は試合でも自分で考えてプレー出来ますが、後者は監督の言う通りプレーする事になってしまいます。
プレーしているのは選手で、監督ではありません。
「自分で気づき、改善する力」はグランドでプレーする選手に必須の能力。
これを練習以外で養えるなんて、本当は超ラッキーなのですが、そこが繋がっているとは知らず、疎かにしがちです。
僕は整理整頓、挨拶、返事など人よりもしっかりと行ってきたつもりでしたが、この意味がわかっておらず野球に活かす事は出来ませんでした。
本当は私生活でも野球を上達させる事が出来ます。あげればキリがありませんが、それを自分で探していく事にも意味があると僕は思います。
これまで意味もわからずやらされていた事も、どう繋がっているのかを明確にしてもらえればやれるようになるかと思います。
野球にも活きる上に、人生でも活きる。
絶対やった方が良くないですか??
まとめ
全てが本当に繋がっていますよ。
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