フットカバーはゴミ商品

フットカバーのせいで死ぬほど金をドブに捨ててきた。
フットカバーはこの世に存在意義のない物品である。
以下その理由。

フットカバーとはつま先と踵を覆うだけの、靴下の一種である。
靴下とは違って脚が靴ギリギリまで見えるので脚が長く見えるように"錯覚"させてくれる。
特に、ヒール靴を履くにあたって重宝するかに思える。

しかしモノとしての完成度は極めて低い。
はいてどうなるかが全く考えられていない代物で、到底金を払う価値はない。

フットカバーというものは、先述したように、つま先と踵に引っ掛けてはくような作りなので、つま先と踵の間はフィット感がなく、ただ中途半端に布がつながっているだけ。
なので、つま先部分か踵部分のどちらかが足から外れると、それが土踏まずの下で、くちゃくちゃになる。
その感触が、頭が湧きそうになるほど、気持ち悪い。

私の場合、フットカバーをはいていると、踵部分がすぐに脱げる。
フットカバーをはいた日は、出先で一日100回くらい、靴の中に指を突っ込んで靴下を引っ張り出していた。
靴が傷むし、はいているだけで不快。
はき心地が悪いばかりか、靴にも害を及ぼす悪商品がフットカバーである。

私がいちばん最後にフットカバーを買ったのは、2&9というメーカーの「ぬげにくいくつした」で、「ぬげにくい」とネーミングされているのにもかかわらず、その他のフットカバーと何ら変わらず、はいて数歩歩けば靴の中で脱げた。
商品とともに入れられた能書きには立体裁断で作ってるだの何だのと蘊蓄が連ねられ、価格は類似品の中でもかなり高いのに、期待して買っただけにそのアピールが空しい。
はいて外出したら他のメーカーのフットカバーと同じく外で一日100回くらい靴の中で脱げたので、もったいないから家ではいていたら靴をはいていなくてもすぐに脱げた。
なので雑巾代わりに床を拭いて捨てた。高い授業料だった。

現在はフットカバー類は一切履かない、買わない。この世からなくなればよいと思う。


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