しごと、生きてる、みんな
お正月に見た映画の話です。「チョコレートな人々」。
“スタッフ550名の内、450名以上は子育て中のママさん達や、悩みを抱える若者 LGBTQの方など(うち250名障がい者)。QUONチョコレートは多様な方々によって創られています。”
チケットと一緒にチョコレートも売っていたので、テリーヌ3個入り買ってきました。
おいしいです☆とってもなめらかで、ふぅっと体にしみ込んでいくような、やわらかな力を感じます。
映画もほんとうによかったです。まずチョコレートがおいしそう♡
それから一人一人の方々の個性、その人により添った仕事の追求、ご本人のつぶやきや悩み、表情がていねいに映し出され、知合いのような気がしてくるくらい間近に感じられました。
好きな歌のDVDを流すところ、ラスト近くの新しいマシンと表情は印象に残りましたし、物語がどんどん浮かんでしまう男の子には、私も仕事中そういうことあって困ることあるので、障害の線引きってどこなんだとちょっと考えました。
すごいなと思ったのは、多くの方が言われてると思いますが、うまくいかなかったお話がそのままに出ていることです。
ずしっときます。これを感じるからこそ伝わってくる。受けとるものが大きかった気がします。
私も仕事のことでは、長い間大変なことばかりでした。なぜ自分はフツウにできないんだろうと、ずっと思ってきました。最近やっとそれは思わなくなりましたが。
この数ヶ月考えているのは、この頑張り競争が良いこととはとても思えないということです。
頑張る(あえて漢字;)ということは、良いことと思われてきました。がんばれないことは、よくないことだと言われてきました。
私もずっとそう思っていました。
でも今仕事してて、なんだかみんな壺の中でぐるぐるかき回されてるように見えるのです。
みんな苦しいのにそれしかなくて、はみ出したらポンと放り出されて。
そうですね。この数日とくに、色々どうしようと考えてたので自分の整理のために書いてたのですが、部品ではいけない。かな。
部品は、カッチリここにこの通り外れることなく時間内に無理をしてでも壊れるまでやれ。あとは交換。
みんな生きてるんです。
生きてることを大事にしたい。大事にされなきゃいけない。
仕事はこういうもの、と言われてもそのまま受け取っちゃいけない。
現実はきびしく見えても、まずしっかり自分を大事に思うこと、そこから始まり、道はつながっていく。と思います。
日本全国世界各地の美味しい特産品を素材に創られた100種類以上ものテリーヌチョコレート。
練り込まれた果実やナッツやお茶を刻んだり挽いたりしているのも、こちらで働く方々です。
様々な人がそれぞれの仕事をして、みんな一緒に創り上げる、やさしくカラフルなチョコレート達。
お店は全国にあります。映画も上映中ですよ。