横浜がトリコロールに染まった日前編
決戦は土曜日
2024年5月10日
眠れない
そりゃそうだよな
寝れるわけがない
いつもの仲間たちとサークルでサッカーをし、風呂に入り、ゲームをして…
毎週金曜日には何も変わらない、いつも通りの時間が流れている。
「本当に」いつも通りならぐっすり寝ることだってできたはずだ。
でもこの日は違う。
アジアの王者を決める試合が明日ある。
こんなシチュエーションを迎えることができる人生になるなんて、申し訳ないけど全く考えられなかった。
ただ、それも人生らしくていいな。
そんなことを思い一度部屋のベッドに寝転がる。少したって確信する。
「無理」 寝ることを諦めた。
寝たとしても起きれない。
寝れる時間は大量にある。
そう思ってちょうど始まるラ・リーガのジローナとアラベスの試合を見る。
2-2
ラストプレーで追いついたアラベスを見てジローナを応援していた私は
まあこれもサッカーよね。
そんなことを思った。
朝食を作り、駅に向かう。
家からユニフォームを着ている私。
そうしよう!と思ったというよりかはサッカーの神様がそうさせたのかもしれない。
豊橋で乗り換え浜松へ。浜松ではジュビロ、鳥栖の両サポーターが乗ってきた。静岡では清水サポが、清水では沼津のウェアを着た高校生くらいの人が乗ってきてさすが静岡県すげええー!なんて思いつつ沼津に到着した。
最高の出会い@御殿場
沼津からは御殿場に向かう。初めて降りた御殿場の街。待ち受けていたのは最高の景色と人だった。
沼津に向かうまでの間(由比駅付近など)きれいな富士山が何度も顔をのぞかせていたが、駅の外に出た時に見えた富士山に思わず「おー!」と声が出てしまった。美しいその一言に尽きる。
なぜかこの時今日勝てそうだな!なんて思ったことは秘密にしておこうと思う。
バスまでの乗り換え時間に入ったのは五竜菜館さん。
当然初めてだったが父が「今まで残ってる町中華のお店はおいしいよ」
そんなことを言われ信じてきた私に迷いはなかった。
お店に入りラーメンと半チャーハンを注文。1200円やなと思ったその時
「ランチは14時までだから1250円になるけど大丈夫?」店主さんに言われて気づき、考えていると「じゃあサービスするよ」
マジすか。
なんと優しいのだろうか。
そしてラーメンが届くまでの間店主さんとお話をさせて頂いた。
初めて御殿場に来たけれど、富士山の綺麗さに圧倒されたこと、私がユニを着ていたので今日マリノスの試合があること、アジア王者になれるかもしれないこと、いろんなところに試合を見に行っていること、国立の開幕戦のことなどのお話をしていた。本当に楽しい時間だった。
バスに乗り遅れるのが怖くて写真を撮るのを断念したが、ラーメンもチャーハンもおいしくて、あっという間に完食した。お金を払ってお店を出るとき
「頑張って!」そんなエールまで頂いてお礼を伝えお店を出た。
絶対にここはまた来ないと行けない。
そして御殿場は素敵な街だし、アウトレットだけじゃない!温かい街だ!
そう思いバスに乗り込んだ。
東名江田ってどこ?
バスを予約するときにどこなんだ?
と思わず思い調べるとあざみ野の近くだった。
なるほどそこか。
そういえば2月に急遽東京行ったときにバスで行ったけどそんなことろあったな。
と思いつつバスでの時間を過ごす。
御殿場駅への到着が遅れていたので、少し不安でもあった。
16:40にはスタジアムでバス待ちが始まるため参加したいと考えていたのでギリギリの戦いだった。東名江田に着くとあざみ野までマラソンである。
あざみ野に着くとマリノスのユニを着ている人たちがたくさん。
ブルーラインに乗り込むと早速タオマフを準備する。
新横浜まで本当にギリギリだったため、新横浜駅からひたすらスタジアム通りを駆け抜け、無事間に合うことができた。
決戦の舞台
ダッシュの末たどり着いた決戦の舞台。
到着するとすぐに目に飛び込んできた幕たち。
ほんとにやる気にさせるのがうまいというか、モチベーションはさらに向上させてくれるワードチョイスにこの日も感動を覚えた。
既に多くのマリノスサポーターが階段上のスペースに集まり行進を始める直前である。
私ももちろん中に入った。
そしてトリコロールの支持者たちは勇者を迎え入れるためチャントを歌いながら行進する。行進を見守る人たちにはカメラを回している人、チャントを口ずさんでいる人、手拍子をする人。みんなが盛り上げていた。
バスが入ってきた様子を見ることはできなかったが、初めて参加した行進はとても思い出に残るものになった。
下の写真のような素敵な景色を見られたという意味でも非常にうれしかった。
前編終了?!
試合のことにも触れたいですが、御殿場での出来事があまりにも素敵で、印象に残っているためいったんここで締めようと思います。
2部構成は私にとっても一つの挑戦です。
試合に関してはいつも以上に書き書くためにたいことがあるというのも事実です。試合中のお話をしっかり書くためにここでハーフタイムでも儲けようと思います。
もしよろしければ後編もご覧いただけると嬉しいです。
読んで頂きありがとうございました。
お疲れ様でした!
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