2025箱根駅伝 チームエントリー(16名)予想|創価大学
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(以下、箱根駅伝)のチームエントリーの当日(2024年12月10日(火))となってしまいましたが、母校・創価大学のチームエントリー(16名)の予想を個人的備忘として遺しておきます。本来であれば、出雲・全日本の振り返りの記事(エントリー・区間オーダーの予想の答え合わせを含めて)も書きたかったのですが…(個人的事情で叶わず、本来であれば上尾ハーフや日体大の現地観戦にも行きたかったのですが…)尚、本記事でも現役生の選手名は敬称略とさせていただきます。
ハーフマラソン PB vs. 10000m PBプロットの現状確認
図1に、2024/12/1(日体大記録会まで反映)時点での創価大学駅伝部のハーフマラソンのPB(自己記録)を10000mのPBに対してプロットしたものを示します。
このグラフのデータラベルは学年(丸数字)と氏名(敬称略)を示し、全日本エントリーメンバーは赤枠で囲ってあります(ハーフマラソンの公認記録がないStephen②と齋藤一①はプロットなし)。黄色のデータラベルで示してある通り、多くの選手が9月以降にPB更新(含む初記録)を達成しているのがわかります。
図中の青点線はWA scoring tableで等しいポイントのハーフマラソンおよび10000mの記録を結んだ線であり、この線と直交する線がハーフと10000mのWAポイントの合計が等しい場合に相当します。このWAポイント合計の上位16名ぐらいの場合を目安として緑点線で図1に示してあります。赤枠で示した全日本エントリーメンバーはこの緑点線よりも左下(より高いパフォーマンスに相当)にプロットがあることが分かります。特に、一年生の山口、石丸修、Solomonはハーフと10000mの自己記録をしっかりと上げてきたなぁ、という印象です。
出雲・全日本出走メンバー(8名)は順当にエントリーと予想
まず、出雲駅伝出走6名(小暮④・吉田響④・吉田凌④・石丸惇③・黒木③・山口①)に全日本大学駅伝から出走の2名(野沢③・Stephen②)を加えた8名については、箱根駅伝にも順当にエントリーされると予想します。
出雲・全日本ともに大学過去最高の4位の結果を残したメンバーでもありますし、その後のトラックレースでも、八王子LDでStephen②が10000mを27分台、12/1の日体大10000mに出走した石丸惇③・山口①・吉田凌④・小暮④・黒木③の全員が28分台で走り、昨年よりも順調な調整具合が窺われます(石丸惇、黒木、山口はPB更新)。
吉田響④はトラックレースには出場せずに三大駅伝のみの出走なのは予定通り。唯一、野沢③は招待選手となっていた甲佐10マイル(12/1)を「足の張り」で回避したのが気になるところではありますが、全日本8区での快走からのリカバリー期間と前向きに捉えたいと思います。
全日本エントリー(未出走)メンバーから
上記8名以外の全日本にエントリーメンバーからは、以下の6名のエントリーが有力と考えられます。
若狭④ はレガシーハーフ(10/20)を63分台からの日体大(11/9)では10000mを28:40切りのPB達成!これは一年越しの築舘コーチの予言が実現。そして次の伏線は…。期待してしまいます。
川上②は世田谷ハーフ(11/10)で63分台PBを達成!2年連続の山下り6区を期待しております!
齊藤大② は世田谷ハーフ(11/10)で63分台PBからの 日体大(12/1)10000mでは28:30ギリのPB達成!前回の箱根は当初8区予定だったようですが、直前に変更があった模様。今回は初出走も十分に期待できると思われます。
織橋② は世田谷ハーフ(11/10)は65分台だったものの、日体大(12/1)10000mでは28:40台と上げてきました。
Solomon① は上尾ハーフ(11/17)で63分台の初記録からの日体大(12/1)10000mでは28:40台のPBを達成!
石丸修① は上尾ハーフ(11/17)で64分1桁台の初記録から日体大(12/1)10000mでは28:50ギリのPBを達成!
一方、夏のケニア合宿での怪我から復帰を甲佐10マイル(12/1)で果たした小池②(チーム3番手で49:30)および日体大記録会(11/9)10000mで29:30台の初記録となった齋藤一①については、一旦留保としたいと思います。
全日本エントリー外のメンバーから
ここまで14名が有力候補(+2名留保)ということで、残りは最大でも2名の狭き門…(あくまで予想ですが)。
全日本エントリー(16名)以外からの候補としては、まず浦川①。 レガシーハーフ(10/20)と上尾ハーフ(11/17)で63分台PB連発し、日体大記録会(12/1)の10000mでは29:25でPB更新も、他の候補が28分台を記録しているのが微妙なところ。
次に、竹田③はレガシーハーフ(10/20)で64:04のPBを出したものの、次の日体大記録会(11/9)10000mでは30:27となり、甲佐10マイル(12/1)でも山瀬①に先着を許したのがどうか。
その山瀬①は、日体大記録会(11/9)10000mで28分台PB(28:57.56)を達成し、翌週の上尾ハーフ(11/7)はおそらくペース走だったと思われ67:41の初記録。そして、甲佐10マイル(12/1)では、竹田③と小池②に先着し48:28。これをどう評価すべきか悩ましいところ。単純にハーフ換算すると、63:32となりますが、これは少し過大評価気味か。16マイルの記録48:28はWAポイント1015pであり、これに相当するハーフ記録は64:25。先の63分半を下限としてこの64分半程度までのハーフマラソンの記録として評価するのが妥当か。
他にも山瀬と同じく日体大記録会(11/9)10000mで28分台PBを達成した篠原②は翌週の上尾ハーフ(11/7)で65分後半で足らずか(連戦としては評価されると思いますが)。また、同じく日体大記録会(11/9)10000mで28分台PBを達成した池邊②も甲佐10マイルで49:33で山瀬①に先着を許したため足らずか。また、日体大(12/1)10000mで29分フラットのPB更新した有田④は今季ハーフで結果が残せず及ばずか。その他…(ここをしっかり書き込む余裕がなく残念です)
箱根駅伝チームエントリー(16名)予想|最終
最終的に、前々節で留保した小池②と前節で候補とした浦川①と山瀬①の3人から2人を選ぶのに随分と悩みました。
現状(選考レースの結果)を素直に観れば、浦川①と山瀬①が選ばれるのか?しかし、箱根本選までに小池②が復調できる(可能性がある)ならばこれまでの実績から小池がエントリーするのでは?(実際、今季の出雲と全日本はその線だったように思われます)さて、その場合、浦川と山瀬のどちらが?
結局、合理的な結論は出ずに、時間切れなりましたので、以下を最終予想とさせていただきます。
4年:小暮・吉田凌・吉田響・若狭
3年:石丸惇・黒木・野沢
2年:織橋・川上・小池・齊藤大・Stephen
1年:石丸修・浦川・山口・Solomon
本選までに戻ってくる期待込みで小池②のエントリーと予想。また、個人的にはハーフ63分台をレガシーと上尾でつづけた浦川①の方をエントリーと予想しました。
前回1年生でエントリーされた齊藤大は10000m記録挑戦会で28分台PBを出した後に、ハーフマラソンを走らずに甲佐10マイルで48:04を記録し、箱根のエントリーメンバーになったのを基準にすると、今回の山瀬の記録が若干及ばないのでは(暑かった気候の影響もありそうですが)というのが一応の判断の論拠です。
また、留保した齋藤一①および濱口④は、山下りバックアップとしてのエントリーがあるかもしれません(が、ここは全く情報がなく、部外者には判断できません)。
書き込めてないところ、誤字脱字も多そうではありますが、当日朝となってしまいましたので、ここで公開とさせていただきます。ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。