奇跡への助走。
ソウルで一泊し.KTXで大邱へ向かった。
予約していたオフィステルのチェックインが16時だったので、その時間に合わせて大邱に入った。
KTXに乗ったころ、大邱在住のAさんから連絡がきた。
大邱滞在中に一度くらい会えたら…
そんな程度に思っていた。
その日、大邱到着後にお茶をしましょうということになった。
実はこの「1日目」にお茶しましょう、てなったことが重要になる。
大邱に到着後、薬苓市場近くで待ち合わせた。
お茶を飲みながら、
大邱の美味しいお店、おすすめの場所など、いろいろ情報をもらいながら、楽しく話していた。
私は、なんの脈略もなく突然に
実はね、明日は尚州に行こうと思ってるんやけど〜
と、祖父の話を始めた。
なぜか鞄に入れていた戸籍など資料を出してきて、見せながら話した。
「霊能者の人に墓参りしてほしいて先祖がいってる、て言われて〜」
と、そこまで話すと
「きゃーーーー!鳥肌出たーーー!」
そう言いながら、Aさんはそこから真剣に戸籍簿を見ながら、いろいろアドバイスをくれた。
そして、その場でいろいろなところに電話しながら、問い合わせもしてくれた。
(なんか、すごい広がってきてる…)
どこへ行って、どんなことをポイントにして探せばいいのか、など
いっぱい話してくれた。
やっぱり、私が日本からネットで調べるだけでは掴みきれないことがあるもんだなぁ、と思った。
なるほどなぁ〜
関心と感動と感謝でいっぱいだった。
「とりあえず、明日バスで行ってきますね」
そういう私に
「これね…バスで行っても辿り着かないかもしれないわ」
確かに…
バスターミナルから、その場所へ行くバスは1日5本。
マウルバスを乗り継いで、3時間ぐらいと出てる。
タクシーなら25分なのに。
なのでタクシーに乗るしかないなぁ、と思ってた。
「帰りのタクシー掴まらないかもよ」と言われて
😰😰😰
「大邱からタクシーで行ったらどうですか?チャーターして行く方がいいですよ!」
(タクシーチャーター?おいくら万円かかるのーーー?😱)
「とりあえず、ちょっと知り合いのタクシーに聞いてみますね。」
電話の相手のタクシー運転手さんは
なんと尚州出身!
2人で「おぉぉぉーーー!」
大邱から往復で6時間で20万ウォン
え。もっとお高いと思ってた。
「それなら、お願いしたいです!」
が、残念なことにその運転手さんは予約が入っていて都合がつかなかった。
ざんねーん😓
「でもね、これはジャンボタクシーだから、ジャンボタクシーに1人で乗るのもね…」
てことで、
まぁ、いいか。
また別の運転手さんに電話。
同じ料金➕高速代で話がついた。
「運転手さんに説明しておきますからね。もし行けたら住民センターにも行ってみるようにいっときますからね。」
Aさーーーん!ありがとう😭
今日は部屋で韓国語の
説明文を書かないと!
「それも、私が書きましょうか〜」
「ええ!お願いします🙏」
1人でバスで行く覚悟はしてたものの
バスが1日5本てことに、やっぱり不安があったので、よかった!
いつもなら、クレジットカードをメインで使うので、あまり現金は持たないけど
今回はソウルでいつもより多めに両替していた。
KTXの切符など買うときに
韓国のクレジットカードしか使えない、とかあったので
旅行予算を「現金範囲」と決めていた。
財布を見て、20万ウォンを確認して
「よし!」
これはもう使ってよい!と思う。
お土産や買いたいものは
そんなにないし、カードで買えばいいか。
オフィステルに戻り
隣のコンビニで飲み物や朝ごはんを買っていた。
そしたらAさんから電話があった。
「いいこと思いついたんです!
タクシーじゃないけど、日本語ができる知り合いがいるので、その人に話してみたら、明日は仕事の都合がつくそうです。
日本語わかった方がいいし、そちらにした方がいいでしょ?」
いや、日本語できるのは高ポイント‼️
「大邱から往復6時間で25万ウォン。高速代1万ウォン。お昼ご飯代はMarukoさん持ちでいいですか?」
お!5万値上がりか。
ま、日本語わかるのは大きいし、安心やし、仕方ないか!
「OKです!それでお願いしてください。」
すぐに紹介してくれたBさんから連絡がきた。
顔写真、車の写真、など
情報も送ってもらい、朝8:30に約束した。
あー!
いよいよ、尚州に行けるぅ!
家は残ってないだろうけど
とにかく行けるから、それだけでも納得できる。
私は、戸籍簿などをもう一度整理して
見せる場面では、すぐ見せることができるようにして鞄に入れた。
祖父が韓国人だと知って30年。
やっと、そこへ行けるんだー!
ワクワクドキドキしながら寝た。