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レジオネラ肺炎で温泉施設の利用者1人死亡 有馬の「かんぽの宿」

朝日新聞デジタル 4/14(木) 21:51配信
https://jp.todayhot.news/domestic/2022/04/14/95488.html

温泉宿泊施設の利用者2人がレジオネラ菌に感染して1人が死亡した。
異なる施設だが、過去にも同種の事案が何回も発生している(例えば、2020年8月にも、岩手県の温泉施設・旅館を利用した男性1人がレジオネラ菌に感染して死亡している[岩手日日新聞社。https://www.iwanichi.co.jp/2020/09/12/3199203/])。

なぜ事故を防ぐことができなかったのか。年2回の検査(「公衆浴場における衛生等管理要領等について」別添1 公衆浴場における水質基準等に関する指針 第4の2ウ)では特に異常はなかったとのことである。
指針の内容やその運用体制・方法は適切なのか、当該温泉宿泊施設に固有の問題だったのか、そうであるとすればどのような原因に基づくものだったか等、行政や温泉宿泊施設は原因を分析して再発防止に努めていただきたい。

また、当該温泉宿泊施設は2022年4月5日付で別のホテル運営会社に事業譲渡されたばかりだったという(被害者が当該施設を利用したのは同年3月のため事業譲渡前)。そうだとすれば、旧運営主体であった日本郵政に対する損害賠償請求等、訴訟に発展する可能性があると考えられる。これについても今後の行方を注視していきたい。
日本郵政および事業譲受会社が連携して再発防止に努めることを期待する。
(了)

*内容は筆者独自の見解であり、正確性が担保されたものではありません。誤字脱字や内容上の誤り等があった場合にはご教示をいただけますと幸いです。

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