この金縛りにあったのは、中学生か高校生の時だった。 読書が趣味だった私は、友人に勧められてあるミステリー作家の作品を読み漁っていた。ほとんど読み尽くしていたのだ…
小学生の時のことだったと思う。 父と母と私は、和室で敷布団を敷いて川の字で寝ていた。 私を間に左右に父と母。足元には箪笥と私の学習用机があった気がする。 いつもの…
れだ
2021年7月8日 12:26
この金縛りにあったのは、中学生か高校生の時だった。読書が趣味だった私は、友人に勧められてあるミステリー作家の作品を読み漁っていた。ほとんど読み尽くしていたのだが、まだ手をつけていないタイトルを書店で発見し手に取った。裏面のあらすじを読んでみると、スプラッター作品だった。この作家がスプラッターとは、と驚きながらも本を購入して帰宅した。家に着いてから早速読み始める。なかなか面白い。かなりグロテ
2021年7月6日 13:22
小学生の時のことだったと思う。父と母と私は、和室で敷布団を敷いて川の字で寝ていた。私を間に左右に父と母。足元には箪笥と私の学習用机があった気がする。いつものように電気を消して寝たのだが、夜中にはっと目が覚め身体を起こした。すると、暗闇の中に何かがいる気配がする。私は瞬時に猫だ!と思った。猫が悠々と歩いている。呆気に取られながらも、両親を叩き起こした。真っ暗な視界の中で、私の声に驚いて立