【第7回】紙と鉛筆と、頭の中。
2018.11.27
このお知らせなのか、
雑文なのかわかりませんが
第7回をお迎えしました。
なかなか店内で長々と
お話しする機会はありませんので
しばらくこの形で、
ぽつぽつ書いていこうかと思います。
気が向いた方は、引き続きおつきあいください。
さて、紙と鉛筆、
とてもトラディショナルな文房具ですが
実際に普段使う方は
少ないのではないでしょうか?
まず、今は携帯があります。
かさばりませんしコピペも用意です。
画像や音声とリンクさせたり、
発信も手軽で本当に便利です。
対して紙は、破れますし、よくなくします。
鉛筆は丸くなったり、折れたり、
最後まで使い切るのも大変です。
傍にある道具の便利さよりも、
裏にある不便さを強く感じる人は、
実は多いのではないでしょうか?
しかしながら、
これはごく個人的な感想ですが、
見慣れた文房具に触れながら
考え事をしていると、
妙に落ちついて、
頭の中がまとまってくるところがあります。
紙の手触り、文字を刻む小さな音、
鉛筆を削るときの木と鉛の匂い…
文房具が発する気配は、いつもどこか温かく、
心地よく五感を刺激して、
想像の背中を押してくれているような
感覚になります。
喫茶室・日々の泡では(本館もそうですが…)
wi-fiや電源などの環境は全く整っていません。
おそらく今後も整えないであろう
かわりといってはなんですが、
本館は、本を読むことが
身近で楽しくなりますようにと、
オリジナルのブックカバーを置いてますし、
分館は
頭の中が拡がってまとまりますようにと、
いくつかの文房具を用意しました。
机上にある文房具、壁にかけてあるメモ紙、
すべて自由に使っていただいてかまいません。
本を読むとき、創作するとき、物思いするとき…
何か助けになればなと思います。
それにしても、
現実と非現実の立場が
年々逆転していってる感じがしますね。
まるで、小説『日々の泡』のほうが
現実味があるような…
変な感じです。
もし、今ボリス・ヴィアンが生きていたら、
どんな小説を書いたのでしょうね。
ではでは、本日はこのあたりで。。
もう年末です。
何かと追われるので確約できませんが、
こちら年内もう一度、
更新できるよう努めたいです。
次回は…
『優しくって、少し罪。』、
もしくは、『喫茶店と灯台。』
というお話の予定。
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