Lectoのバリューについて話してみた(前編)
こんにちは!
今回の記事では、Lectoのバリューをテーマに座談会を実施したので、その様子を取り上げていきたいと思います。
Lectoのバリューとは?
Lectoでは、以下の4つのバリューを掲げています。
フェアであり、オープンである
様々な価値観を尊重し、自分にも周囲にも誠実に向き合う。お互いの意思や考えを共有し、納得して物事を進め、全員でプロダクトと事業を作っていく。チーム内での情報の流通を促し、誰もが判断し意思決定できるようにしよう。
自律し、自分を磨く
「自分自身もプロダクトそのもの」という意識をもつ。ユーザーやパートナーから常に信頼されるため、市場や技術の変化を積極的にキャッチし、自分磨きを怠らない。
チームで成長する
個々人が自律し、背中を預け、かつ背中を預けてもらう。垣根を超えて相談し、助け合い、決断し、チームとして成長しよう。
リスクをとって挑戦する
不透明で不確実な事柄にも、大きな変化がのぞめるなら積極的にリスクをとって挑戦していく。手探り・チャレンジを楽しみ、失敗を許容しよう。
バリューは、企業のミッションやビジョンを達成するための行動指針であり、日々の業務と密接に関わっているものです。
もちろんLectoでも、「金融の摩擦を解消し、人の無限の可能性を解き放つ」というミッションを達成するための行動指針になっているのですが、すごくバリューの体現度(浸透度?)が高いんです!バリューが服を着て歩いているんじゃないか?と思っているぐらいです。そんなLectoのメンバーはバリューについてどう思っているのか、座談会形式で聞いてみました。
今回の記事の登場人物
【みんなで話してみた】バリューの体現度は100点満点でどのくらいですか?
—————— Gotoさん、どうですか?
Goto)
100点っていう制限って、逆に小さいなと思っています。
—————— すみません…!(笑)
Goto)
バリューは積み上げて行くものかなと思っています。1個1個のタスク単位で100点と考えて、それを積み上げていくような感覚です。
今のLectoは、実現可能な範囲のバリューを堅実に積み上げている印象。ある程度の形にできてるイメージはあります。点数で表現するっていうと難しいんですけれど、組織としては7~8割はバリューを体現できてるイメージですね。
プロダクトとして見ると、 まだ1割くらいの印象です。それを2割、3割とパワーアップできていければなと、自分たちのバリューを発揮していきたいなと思ってます。
その上で、自分のバリューがどうかと言われますと、私が入社しておおよそ1年なんですが、最近になってようやくLectoでのデザインの進め方が形に乗ってきて、最初想定していたバリューの5割ぐらいできつつあると思っています、その上で、今時点でのマイルストーンでの 10割を目指して行きたいなという感じです。そのマイルストーンが埋まったら、また次のマイルストーンが見えてくるんだと思いますね。
—————— 組織としては7〜8割達成とのことですが、どういうところでそう感じますか?
Goto)
「チームで成長する」ために属人化しないようにしている取り組みやSlackであらゆる情報が得られ「オープンである、フェアである」こと。会社組織や仕組みにカルチャーとバリューがすごく浸透していると思っています。
とはいえ、今後の伸びしろがあるという意味も含めて7〜8割はできているのではないかなと思っています。
Seri)
プロダクトが1割というのは、やりたいことの1割しかできてないみたいなイメージですか?
Goto)
お客様の求めている機能がまだ全然実現できてないなと思っています。例えば私の担っているUI/UXの面でも1割ぐらいじゃないかなと。まだまだ伸び代があると思っています。
—————— Omiyaさん、どうですか?
Omiya)
私は80点ぐらいかなと思っています。
具体的には、 最近メインで動いている採用チームに絞った話をすると、仕事の進め方、チームのあり方がすごくLectoのバリューを体現しているなあと思っています。
今の採用目標・実績が見える化されているのは当然のこととして、足りない部分を補うために過去に打っていた施策や成果、検討の過程等が細かくドキュメントに残っていて、過去からの数値がレポートとして見られる状況になっています。これは「フェアでありオープン」が根付いているからだと感じています。
さらにその数字なども見つつ、採用チームのメンバーそれぞれがウェビナーやイベント、書籍等で学んできた情報や過去の知見を共有しあったり、適宜相談しながら業務を進めています。これは「自立して自分を磨く」を体現しているのではないかと思います。日々の仕事の中でも、それぞれのメンバーが主体的にタスクを進めつつ、それを細かくチームに共有できており、属人化を防ぎつつ背中を預けてチームで成長することが実現できていると思っています。このように、採用チームの仕事の進め方は、バリューがしっかり体現できているのかなと思ってます。
Lectoでは、ほぼメンバー全員が採用に関わっているんですが、本当にみんな主体的に参加してくれるんです。「チームで成長する」ために、チームを一緒に創る人が大事と考えているから、主体的になってくれてるのかなと思ってます。
—————— Osusixさん、どうですか?
Osusix)
組織的には75点で、自分個人で見ると65点ぐらいです。
組織的な話で言うと、僕は今入社して2ヶ月ぐらいですが、 面談時に聞いたバリューや会社の様子にギャップはないと感じています。さらに、バリューに関してはちゃんと体現しようという意識がLectoのメンバーの中にあると感じていて、いい会社だなと思ってます。
その上で、バリューを軸にした評価は、今の自分の位置を示すものというよりは自分が今どのぐらいのスピードでそのバリューに対して行動できているかっていう、速度を表すものだと思っていて。自分自身は、大手と言われるような企業から初めてスタートアップに飛び込んできた状態なので、転職時に期待していた「越境して様々な業種・業務に関わる」ということができつつあると感じています。今、デザイナーはエンジニアと一緒のチームで、 デザイン以外の業務についても学ぶことができています。
また、デザイナーの業務でも前職ではあまり使っていなかったツールを使っているので、どんどん新しい知識が入ってきています。この2ヶ月間の自分の中の成長率と現状のパフォーマンスを考慮した結果、個人では65点です。大学で言うとギリギリ単位もらえるかなぐらいの感覚ですね。
組織については、バリューの「オープンでフェアである」という部分が、自分を磨く、チームで成長するという部分の土台としてすごく大事だなと思ってます。今デザイナーは2名ですが、基本的にお互いの作業内容を共有していて、一方が不在の時でも もう1人が説明できるようにしています。Lectoメンバーはよく”同期する”って言葉を使っていますが、 それってすごくオープンだし、フラットなことを表している言葉だなと。その結果、その他のバリューと組み合わさったときに、相乗効果が発揮されるなと思っていますね。
「自律し、自分を磨く」というバリューも、自分が成長したりとか、新しく学んだりしたことを同期することによってチームの資産になりますよね。お互いに学びあって成長したことは、3つ目の「チームで成長する」というバリューに活かされていると思います。なので、バリューが1つ1つ独立しているというよりは、綺麗に繋がってるなと感じています。
組織という側面で点数は高い一方で、「リスクをとって挑戦する」という点は今一歩だと感じています。実際どこまでリスクを取るのかは立場とかチーム、業務内容によって変わってくると思いますが、チームの垣根なく関われる風土が土台としてLectoに浸透しているので、いろいろな立場や役割を持つメンバーと話し合ってもっとチャレンジしていけるといいなと思ってますね。
—-------- 入社前に聞いてたものとギャップがないっていうのは、本当にすごく共感しますね。Tamoさんはどうですか?
Tamo)
面談の際、Lectoのバリューに共感していただけるかは重視しています。なので、すでにバリューを大切にしているメンバーがいて、体現できているという考えだったら100点かなと思います(笑)。ただ、組織が大きくなり事業も拡大していて、現状に満足してるわけじゃないので、より高みを目指すという意味でやっぱ80点ぐらいではないでしょうか。
Gotoさんが仰っていましたが、私もバリューは積み重ねで加算されていくもので、ゴールがないものだと思っています。一方で、Lectoのバリューは全員共通する指標ではあるんですけど、人によってストレッチするものだと考えています。人によっては、もっと高いところを目指していたり、少し違う見方と角度で考えていたりするので、良い意味で人によって捉え方が違うので、これからもあまり固定化せず、チャレンジしやすいものだと日常の業務でも意識しやすいなと思います。
Osusix)
高みを目指すっていう表現が出ましたけど、Tamoさんが入社してから今までで高みの基準自体って上がっている感覚はありますか?
Tamo )
上がっていると思います。ハードルがどんどん上がっていて、1年前の100点よりも今の100点の方がなんか高い感覚です。少しプレッシャーに感じてしまうこともあります(笑)。他の人から見たら、会社が成長してていいじゃんと思う部分ですが、自分としてはなかなか100点が取れなくて悔しい!という感覚になることもありますね。
Osusix)
ハードルが上がることは、成長の指標としてすごく大事ですよね。デザイナーだと、1年前のデザインがダサいと感じられるかどうかで成長したなって実感できるんですよね。昔デザインしたものは出したくないって思うんだけど、出したくないと思うってことは成長したんだな、という風に捉えるようにしてますね。
Goto)
昔は90点だと思って出してたのにね。
Tamo )
なるほど。そこで成長を感じるのですね。
—————— Seriさんはどうですか?
Seriさん)
TamoさんとかGotoさんが仰っていたように、やっぱ基準みたいなものってどんどん変わっていくし、積み上がっていくものという部分は同感です。そういう意味で言うと、会社を設立した3年前を基準にすると250点ぐらいで、今の基準で考えると65点かなっていう風に思ってます。やっぱり、自分の中で求める基準みたいなものは上がってきてますね。
今のLectoのバリューは、Lectoをゼロから立ち上げてまだ何の方針も方向性も決まっていない中で、自分たちが物事を選択しやすくするためにつくったバリューなんですよね。なので、自分たちの答えを見つけ出していこうという基準であり、フォーカスを当てていくための指標という位置付けです。。
何か問題が発生した時、前に進む際の指標であり答えを出していくためのエンジンであるべきだし、そうあってほしいなと思ってます。そういう意味で言うと、Lectoの4つのバリューは、今は土台として機能してるなと感じています。
——————実際にLectoという組織の中で、バリューについて会話する頻度がとても高いですよね。
Seri)
自分自身のこれまで経験してきた会社とか組織を振り返ってみても、圧倒的にLectoはそれを話す頻度が高いです。何かを議論する際にバリューを引き合いに出したくなるのは、土台であり、事業を前に進めるエンジンとして機能しているっていう証拠ではないかなと思っています。
逆に言うと、事業を進めるのを阻害する要因になってしまっているのであれば、バリューは変えた方が良いとも思っています。現状は阻害する要因にはなっていないのですが、バリューと事業の進捗をどう両立するかって話が出てきてしまった時点で、 阻害要因として見ている可能性がありますよね。
これも、会社として何か成長していたり、事業を前に進んでいったりすると、フェーズによって難易度がどんどん変化するので、いずれ出てくるんじゃないかなと思っています。事業が成長したことによって、難易度が単純に上がってるんだろうなと思います。
—————— 確かに、成長と共に事業を進める難易度が変わりますよね。これもLectoが成長している証ですね。
ここまで読んできただき、ありがとうございました!
長くなってしまいましたので、続きは後編として後日公開します。
この記事を読んでLectoをもっと知りたくなった方はぜひ、こちらをご覧ください!
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