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人は自分に嘘をつく ガマンしないで幸せに生きるための7つの法則


【書籍情報】

タイトル:人は自分に嘘をつく ガマンしないで幸せに生きるための7つの法則
著者:勝友美
出版社:KADOKAWA
定価:1,540円(税込)
出版日:2022年3月17日

【なぜこの本を読むべきか】

あなたは今、何%自分に満足しているだろうか。

もしも100%に達していないのであれば、あなたは無意識のうちに、自分で自分に嘘をついていることになる。

本書は、著者自身の経験を通じて学んだ、本来の自分で生きるための7つの方法を紹介した一冊だ。

本書は以下のような方にオススメしたい。

■自分自身に何らかの不満を抱えている
■うまくいかない現実に嘆いている
■やりたいことを探している

自分にゆるぎない自信を持てば、発する言葉も立ち振る舞いも変わる。

結果的に、堂々と自分の能力を発揮でき、望む未来を掴むことができる。

自分の心に従い、夢を持って生きることは、ありのままの自分で生きることと同じなのだ。

【著者紹介】

勝友美

日本初の女性テーラー。
兵庫県宝塚市出身。
短期大学卒業後はアパレルメーカーの販売員を務め、入社初日にトップセールスを記録。
その後、スタイリストとして海外ポータルサイトの新規事業立ち上げを経験したのち、オーダースーツ業界へ転身。
2013年に独立し『Re.muse』を創業。

【本書のキーポイント】

📖ポイント1

嫉妬は、自虐行為と同じだ。自分が自分を愛していれば、嫉妬なんて感じない。

📖ポイント2

自分の本心と、口にする言葉や言動が違うとき、人はストレスを感じる。

📖ポイント3

あなたがしんどいのは、やりたいのではなく、やらされている感覚が強いからだ。

【1】嫉妬しない

嫉妬は自虐行為と同じ


常に嫉妬に駆られていると、無意識のうちに顔に出る。

そんな人のところに、素敵な人など集まってくるわけもないし、幸せになろうなんて難しい話だ。

嫉妬して、自分で自分の粗探しをして、自分を痛めつけるのは、自傷行為と同じである。

もしも「なんであの人が成功しているの?」と思う人がいたら、少し考えてみてほしい。

その人は、陰で死ぬほど努力してきたのかもしれないし、誰もが投げ出してしまうことを、ずっと頑張ってきたのかもしれない。

そもそも、お金をたくさん持っている経営者や、キラキラしている芸能人が素敵かというと、そんなふうに思わない人もいる。

自分が自分をしっかり愛していれば、嫉妬なんて感じないのだから。

あなたがするべきは、ちゃんと自分をケアして、自分自身を認めてあげることだ。

特に自己肯定感を高めるのにおすすめなのが、自分の長所をノートに書き出すこと。

自分のいいところや、すでに持っているものに目を向け、自身の心を潤いで満たそう。

ついでに、嫌だと思う人のいいところも探して書き出すと、その人に対する感情も良い方向へと変わっていく。

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嫉妬心は、自分を変えろというサイン


嫉妬そのものは幸せに生きるために必要ないが、実は自分を愛してあげるチャンスでもある。

もしくは、「そろそろ気づこう」という見えないサインかもしれない。

「私なんて~」という自虐を含め、自分の存在を否定するのは、圧倒的に不幸の始まりだ。

本書のテーマでもある『ガマンしないで幸せに生きる』には、自己肯定感が100%でなければ、幸せの度合いも100%にはならないことを意味している。

つまり、今の自分に対する満足度が何%かで、幸せの度合いが決まるのだ。

自己肯定感が高い状態だと、たとえミスをしたとしても、反省して次に活かせる。

しかし自己肯定感が低い場合、自分がした仕事が信頼できなくなり、反省して改善点を見出すことができない。

結果、ずっと「ミスした自分」で立ち止まってしまう。

自己肯定感が低いということは、ありのままの自分を受け止めていないということ。

人の目ばかり気にして、素直な自分で生きられなくなっているのだ。

どんな経験であれ、その後の生き方次第で笑い話にだって変えられる。

だからこそ、ミスをしたとしても自分を強くしてくれる出来事だと考え、何事も前向きに捉えるようにしよう。

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他人から否定されたら


せっかく自分を肯定しようとしているのに、「あなたは本当にダメだ」などというふうに、他人から心無い言葉をかけられることがある。

他人の心無い言葉に傷つくのはもちろんだが、さらに厄介なのは、自分も「その通りだ」と認識し、己を責めてしまうことだ。

そして現実さえも、「本当にダメ」な状態に引き寄せられていく。

望まない引き寄せを断ち切るためには、あなた自身が自分を信頼しなければならない。

そこで効果的なのが、自分に対して肯定的な言葉を繰り返しかけてあげること。

■失敗した場合
「次はこうしよう」
■経理のエキスパートを見て、自分の計算能力の低さに落胆した場合
「自分は計算は苦手だけど、文章を書くのは得意だ」

上記のように繰り返せば、潜在意識が書き換わっていき、自信の種となっていく。

わざわざ「自分はダメだ」と言い聞かせて、本当にダメな自分になる必要などない。

【2】心と言葉、行動を一致させる

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