![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/136732020/rectangle_large_type_2_f81e878e6af233ef7bd48c2232e0e020.png?width=1200)
メモるだけで2度と忘れない3分間勉強革命
【書籍情報】
タイトル:メモるだけで2度と忘れない3分間勉強革命
著者:細井龍(ドラゴン細井)
出版社:KADOKAWA
定価:1,650円(税込)
出版日:2023年9月14日
![](https://assets.st-note.com/img/1712657986696-KpfQKBBSzb.png?width=1200)
【なぜこの本を読むべきか】
勉強というと、やる気に頼る人がいる。
スマホやテレビといった欲望を箱に入れ、「やる気」という名のフタをする。
中身があふれそうでも、体重をかけて無理やりに。
破綻する瞬間が、いつか必ず訪れるというにも関わらず……。
本書は、最新科学に基づいた効率的な学習法を紹介した一冊だ。
本書は以下のような方にオススメしたい。
■勉強が苦手
■もっと勉強ができるようになりたい
■テストや試験を控えている
「勉強ってつらいものだから」と、夜も寝ずに努力量だけでカバーしようとするポジティブなドMに一言言っておく。
『ラクして受かるが、イチバンいいに決まってるやろがーい!』
![](https://assets.st-note.com/img/1712658009794-56g9OQn5bQ.png?width=1200)
【著者紹介】
細井龍(ドラゴン細井)
渋谷幕張高校ー千葉大学医学部卒。形成外科・美容外科医。
医学部受験塾MEDUCATE塾長。
現役医師でありながら、受験界でも活躍。
『令和の虎CHANNEL』では投資側の審査員の席に座る。
著書に『現役ドクターが教える! 医学部合格への受験戦略・勉強法』がある。
![](https://assets.st-note.com/img/1712658034238-acIlCY5hc4.png?width=1200)
【本書のキーポイント】
📖ポイント1
人は忘れる生き物である。その前提を踏まえたうえで、最適な勉強法を学んでいこう。
📖ポイント2
復習するときは、手を動かして書きまくろう。そうすれば、記憶しやすい頭に育っていく。
📖ポイント3
学習の根本は「暗記」である。頭の中に何もなければ、発想すらも生まれない。
![](https://assets.st-note.com/img/1712658178082-8EXESG9vKb.png?width=1200)
【1】忘却の理論
![](https://assets.st-note.com/img/1712660135336-Un70gyEWuQ.jpg?width=1200)
なぜ「人の仕組み」を知る必要があるのか
勉強に記憶は欠かせない。
本書、そして本要約を読むにあたり、まずは以下の3つを頭に入れておいてほしい。
➀時間が経てば忘れるという前提を知る
②学び方によって忘れやすさは変わる
③忘れ方には2種類ある
記憶とは、インプットしてから徐々に減少していくものであり、学んだ内容は3日〜4日後には忘れていく。
同時に、適切なタイミングで復習をすることで、「記憶を長く保つことができる」といった点も科学的に証明されている。
上記を踏まえたうえでおすすめするのは、「前日」の内容と「1週間前」の内容を復習することだ。
前日に学んだ内容すらも翌日に忘れる人が多いため、最初にやるべきは前日の内容の復習。
その後に勉強した6日間分の新しい知識が、一週間前のことを押し出すため、次は一週間経ったら再度復習をしよう。
もしかしたら、「1ヶ月前や3ヶ月前はやらなくていいのか?」と言う人もいるかもしれないが、何ヶ月も前となるとどうしても管理が難しくなる。
よって、「前日」と「1週間前」が最適なのだ。
◽◽◽◽◽◽◽◽◽◽
「忘れる」種類は2つある
私たちは、記憶が薄れていくことを「忘れる」と言う。
しかし科学的には「劣化」と「干渉」という言葉を使い、記憶が薄れることを分けて説明しているのだ。
■劣化
時間が経つことにより、その記憶が薄れていく現象
(1週間前に自分が何をしたか覚えていないなど)
■干渉
新しいものを入れたとき、既存のものが押し出される現象
(後ろから新しい鉛筆が入ることで古い芯が外に出てしまう、ロケット鉛筆のようなイメージ)
時が経って自分の行動を忘れるという「劣化」で考えれば、勉強内容を忘れていくのも不思議ではない。
ロケット鉛筆でたとえた「干渉」に関しては、インプットとアウトプットに言い換えてイメージしてもらっても構わない。
ある程度のキャパシティーの中で新しいものをインプットすると、「忘却」というアウトプットが進んでしまうというイメージだ。
しかし忘れてはいけないこと。
それは、そもそも人は「忘れる生き物」であるということだ。
◽◽◽◽◽◽◽◽◽◽
「1冊集中法」が有効なワケ
「1冊集中法」とは、1冊の教科書や問題集に集中する方法だ。
それを1周(2〜3ヶ月)のスパンでこなし、同時に復習も行っていく。
前日→1週間前→大枠で3ヶ月
たとえば受験であれば、科目が5個、6個とあるわけで、その時点ですでにマルチタスクである。
仮に1科目で複数冊手がけるとなると、マルチタスクにマルチタスクをかけることになり、待つのは破綻の未来だけ。
しかし、1冊を何回も薄く繰り返し、和紙を重ねるようなイメージで記憶していけば、安全かつ確実に記憶できる。
人の記憶はだんだん減少していくと前項でも伝えたが、だからこそ知識を「どのくらい深く印象づけられるか」が重要になる。
1冊を問題まで暗記するほど自分に刷り込むことができれば、本番でかなり楽になるはずだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1712658253217-cKASwoKXw7.png?width=1200)
【2】復習の管理法
![](https://assets.st-note.com/img/1712660146751-plJ0B1WUNl.jpg?width=1200)
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?