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発達障害と食べ物の関係

はじめは手探りだった生体異物除去食がある程度完成されてからは私の子供の体調は格段によくなりました。ですが私がわかるのは私と同じ体質に限ります。ある程度のところで正反対のタイプについても研究しなければならないと思っているのですがなかなかままなりません。ですがある程度のことはわかるので今の時点でわかっていることをまとめてみます。


図で説明するとこんな感じ。

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レクチンを高含有で含む食材を食べることができる体質の人とそうでない人がいますが、どのくらい食べることができるのかは人によって違います。

元々DNAで決まっている要素がありますが、薬や食べたものによって立ち位置が変化します。バランスが取れた状態ならば健康で病気にはなりません。バランスが偏った時には何らかの形で異常が現れます。その度合いが強い人の場合は生まれつき難病を抱えているでしょう。

レクチンを食べることができてもできなくても、シーソーが偏っていれば発達障害・自閉症・脳性麻痺などの症状が出ると思います。必要な食事療法は違うので、「発達障害の食事療法は大まかに分けると2つある」と言えると思います。一般的な病気に関してもこれは当てはまると思います。

自分がシーソーの端っこにいるなと思えば、中央に寄れるように工夫をすると健康でいられる。ですが人には好き嫌いや地域によっては食習慣が違います。同じ家族であってもどちらの遺伝子を持って生まれたかで食べられるものが違った場合は、不適合な食事内容であれば発症する可能性があります。

本来はある程度食べる事ができて健康な枠に入っていた人でも、食べすぎるとシーソーは傾いて右の枠に入ってしまう。中央部分にいる多くの人はまんべんなくなんでも食べて好きだからといって食べ過ぎたり嫌いだからといって全然食べないことは良くないことという考え方は適切だと思います。

それと年齢を重ねるにしたがって人は皆やや右寄りに傾いていくと思います。極端には傾きませんが、少し右に。それによってゾーンが1つ移動してしまうこともあると思います。


レクチンの種類と量による症状の違い

レクチンを食べることができないタイプの場合は、

脳性麻痺は多くの種類のレクチンを食べることができない
自閉症はある程度の種類のレクチンを食べることができない
発達障害は一部のレクチンを食べることができない

このように考えることができると思います。

食べられないものが多ければ多いほど知らずに食べていれば症状は重く出ます。赤ちゃんがおなかの中にいたころからそうだと思います。

食べることができない人は糖鎖を生産して維持するのが苦手なタイプです。食べることができる人は逆に糖鎖の生産が上手すぎるのである程度減らさないといけません。だからレクチンを利用できます。

例えばカレーはレクチンが多いスパイスをたくさん使ってあるので完全なレクチンご飯です。これはシーソーの左側の人は食べられます。中央の人は量と頻度によりけりでしょう。バランスを見て食べればよいと思います。右側の人は食べられません。でもこれが給食で出たらどうでしょうか。知らずにみんな食べていると思います。

世の中の人は「野菜を食べることが健康なことである」「バランスよく何でも食べることが健康になる秘訣だ」という考え方を信じています。「肉ばかり食べてはいけない。野菜もちゃんと食べなきゃ」と子供のころ私の親は言っていたように思います。学校でも家庭でもどこでもそれが常識でした。私もジャンクフードばかり食べている人を知っているのでそういう人に対しては同じことを言いたくなります。

ただし病気の人間もそうなのかと言うとそれは違うと思います。病気の因子を強く持っている人間の場合は発症させないためにあえて食べないでいたほうがいい食品もあるはずです。そしてそれが野菜だと案外現代社会では頭のおかしい人扱いを受けかねません。「野菜を食べると具合が悪くなる」と言うとあからさまに変な目で見られますから。常識の真逆をいっているこの言葉。どう伝えたらちゃんと伝わるのでしょうか。

人に伝えることは難しい。だけどこれは本当です。人類の一部は野菜を食べることができない体質で生まれてくる。

まあ、実際は野菜だけではないんですけどね。


正しく判別すること

「体質的に食べられること」と「美味しいと感じるか」どうかは全く別です。食べられないけど美味しいと感じることもありますし、むしろ中毒のようにハマることもあります。危険を察知する能力が高ければ、食べられないタイプの食べ物を自ら口にしないということもありますがそれは大人から見ると「好き嫌いの激しい子」と思われるかもしれません。

発達障害の食事療法は、生体異物除去食とは別にレクチンをたくさん取るという2つの選択肢があります。それと同時に「どのレベルの度合いにするか」ということも重要です。自分がどちらのタイプなのかをきちんと判断できていなければ困ります。

ヒントになるのは離乳食です。離乳食で食べさせにくかったり具合が悪くなっていたような食材があればそれはヒントになるでしょう。トマトやニンジンを食べさせた時に盛大に嫌がって苦しんで食べることを拒否した場合、普通の人は「離乳食を食べさせるのはなんて難しいんだろう」と考えると思います。でもそれが単に親の技術不足でそうなっているのか、子供が体調不良になったために苦しんで拒絶していたのかすぐに見分けがつく人などいないと思います。特に初めての出産育児で子供に慣れていない人がその判別ができるはずがありません。長い間「どうしてうちの子は離乳食を食べてくれないんだろう」と悩んでしまうだけだと思います。

離乳食で正しい食べ物を与えられていれば正常に発達したのに、その時点で間違えてしまえば発達障害の症状が出てもおかしくないです。実際に私の子供の父方の親戚には大勢の発達障害児がいます。

後になって悔やんでも仕方がありません。遅すぎるということはないと思います。だって生体異物除去食をはじめて私は4年になりますが体質は激変しました。この年になってこれだけ変わるのだから、子供の場合はもっと効果が表れやすいはずです。

諦めることはないのだと思います。


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