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今日覚えたい文法

一つ飴ちゃん、もらったよ。

ちゃんは関西での「飴」の呼び方ですが、そこが問題ではありません。

飴が入った缶(カンカン、は関西弁)が受付に置かれていて「ご自由にお取りください」って書いてあるので、一ついただきました。
受付のお姉さんに声をかけましょう。

「一つ飴ちゃん、もらったよ。」

では2分くらいで考えてみましょう。
Êtes-vous prêt(e) ? … C'est parti !


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では、確認です。
何度も書いている気がするのですが、実は「もらう」という日本語をフランス語にするのはかなり厄介なのです。

recevoir と言う動詞を考えた方がいらっしゃると思うのですが、この場合は使えません。recevoir は受け身で「何かを入手する、受け取る」なのです。

recevoir une longue lettre 手紙を受け取る
recevoir un cadeau プレゼントをもらう
recevoir le prix Nobel ノーベル賞を受賞する
recevoir une bonne éducation 良い教育を受ける

どれも積極的に望んでいたわけではありません。

わたしの話なので、主語は je にしたいところですね。
自分が積極的に行動して、目の前にある飴をゲットしたのです。

そう、積極的に動く、こんな時には prendre がいいですね。

J'ai pris le train.
J'ai pris une douche.
J'ai pris rendez-vous avec le médecin.
積極的です。

J'ai pris un bonbon.
う〜ん、なにかが足りません。
脳内に映像が描けないのです。

飴は誰かのものですよね。
対象者を表現したくなるのがフランス語なのです。

受付のお姉さんを対象者として、飴をもらうという行為を積極的に行った、のです。
こんな時には、間接目的語「à 人」の登場です。

目の前にいるご本人に声をかけるのですから、
Madame, je vous ai pris un bonbon.
がいいでしょうね。

親しければ冗談交じりで「盗った」と言うニュアンスを含ませて
Je t'ai piqué un bonbon.
も問題ありません。

他にも動詞はありそうですが、
Je vous ai (動詞) un bonbon.
という構文以外は不可能だと思われます。

ご参考まで

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