見出し画像

今日覚えたい文法

実現可能性の度合い

先日友人がこんな事を段階的に言っていました。

On fait ça.
Oui, on peut faire ça…
Oui, peut–être… on pourrait faire ça.

なぜ「同じようなこと」を3回言ったのでしょう。
ポイントは「同じようなこと」であって「同じではない」動詞及びその形の使い方です。

On fait ça.
直説法現在形なので「事実」を語っているのです。
「こうします!こうしましょう!」

On peut faire ça.
pouvoirは可能性と伝える(助)動詞なので、「こうする可能性はある」と伝えているのです。話し手のイメージの中では可能性(peut)は充分にあるのです。そのための直説法です。

On pourrait faire ça.
ちょっと可能性さえも怪しくなってきました。事実として伝えるには責任がないと言うか自信がないという感じです。
そんな時にはパラレルワールドに逃げ込んでしまいます。
「あっちの世界だとあるね」「こっちだとよくわからないけど」と言うイメージでしょうか。
可能性はないわけではない、のです。あるとも言い切っていない「条件法」です。

Je fais tout pour récupérer mon copain.
彼氏を取り戻すには何だってするわ。
Je peux tout faire pour récupérer mon copain.
彼氏を取り戻すには何だってできるわ。
Je pourrais tout faire pour récupérer mon copain.
彼氏を取り戻すには何だってできるかも。

ね、覚悟の度合いが違うでしょ。

ご参考まで


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?