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今日覚えたい文法
冠詞をつけるには知識・常識が必要
・適切な冠詞を入れましょう
manger ( ) thon(s)
manger ( ) sardine(s)
manger ( ) homard(s)
manger ( ) écrevisse(s)
複数形の "s" は有無がヒントにならないように書いてあります。
言語を操るには、必ずその言語文化に対する知識・常識が必要なのです。
thon, sardine, homard, écrevisse が(訳語も含めて)なにかだけではなく、どのようなサイズなのかが冠詞を決めることがあるのです。
thon(マグロ)のサイズは、一人では食べ切れないサイズの「大きすぎる」ものですよね。その一部(部分)を食べるから、一般的には manger du thon が正解です。
sardine(イワシ)のサイズは、一人で一匹だとお腹が一杯にならないので複数個食べる「小さすぎる」ものですよね。いくつも食べるから、一般的には manger des sardines が正解です。
homard ってなんですか?「オマール海老」です。どのようなサイズですか?知らない人は百科辞典で調べるかググってください。
常識的には(サイズ・価格を含めて)一人一匹が妥当です。分けることだって十分に考えますし、半身が提供されることも少なくありません。
したがって冠詞は un(1匹) / du(半身・シェアー)homard が正解です。
écrevisse はザリガニなので日本では食卓に上がることはまずありませんが、フランスでは高級食材ですよ。
一旦フランスでの écrevisse のサイズの確認をしてから、冠詞を入れる必要があるのです。ひょっとしてザリガニという名の「巨大なエビ」だったらどうしますか?
フランスでは、巨大なかぼちゃも、きゅうりも、ナスもあり得るのです。
トマトも異常に大きいものが存在します。
丸ごと食べられない時には部分冠詞、全部食べる時には不定冠詞です。
クジラがマグロを飲み込む時にはもちろん(海の中で起こっていそうな事柄を想像で書いています)
La baleine mange/avale DES thons. も可能です。
常識の幅を増やすことで、正しい冠詞の運用に一歩近づきます。
冠詞の前に「常識」です。
ご参考まで