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今日覚えたい学習方法
とにかく
「文字を見ない」
「(できるだけ)スピードを変えない」
聞き取り力を上げるって、苦労しますよね。
まず、方法論がよくわからないはずです。
文法を学習するには、文法書があるし、文法問題集があります。
読解力を上げるにも、それに特化した参考書が存在します。
会話力を上げるには、ネイティブと話せばいい、という考え方ができると思います。(実はそれでは全く十分ではないのですが、今回は議論しません)
では、聞き取り力を高めるには?
→もちろん「たくさん聞く」必要があります。
その時のポイントはいくつもあるのですが、今日のポイントは次の2点です。
1. 文字を見ない。
教科書を見て「音」が脳内で再生されますか。
される人は、今までの学習方法は話すことにつながっています。
されない人は、文字と音が脳内で別れているのでしょう。(他人の脳内は想像するしかありません)
優先を「音」にするには「文字」を追っ払うしかありません。
まず「文字ならすべて理解できるレベルの音声素材」を用意してください。
会話重視の方は会話文を、音声の認識が苦手な方は短文を自然な速さで録音されているものを… 素材の内容はレベルは必ずご自分で選んでください。
学習者のレベルだけでなく「興味」は想定できないのです。
それを何度もききます。何度もです。
脳内で文字を浮かべてはいけません。ポイントはそれだけです。
理解したことを日本語でざっくりメモしてもいいかもしれません。
「そうだと思っていた!」と後で自分に言い訳をさせないためでもあります。
2. スピードを変えない。
もちろんスピードを落とさないという意味です。
ゆっくりにして聞いていると「理解力が高まる」ことで満足度は高くなるのですが、ある程度自然なスピードの音声に慣れておいてください。理由は単純です。ネイティブと話すときは、ある程度のスピードの音を理解しなければいけないからです。いつも遅い音を聞いていると、それが「普通」になってしまいます。速いスピードを「普通」に普段からしておく必要はあるのです。
どうしても1箇所か2箇所「速すぎてわからない!」という箇所だけ、スピードを遅くして聞き取りを完璧にしてください。
「いつも遅いスピードで聞く」はダメです。
絶対に!!!!
この学習法は、ご自分の文字での理解のレベルに「音のレベル」を高める、というものです。
したがって、文字で「全部わかる素材」の選択が重要です。
あっ、書き取らないでくださいね。
それはまた別の学習です。
ご参考まで