今日覚えたい文法
過去分詞の一致と「音」
個人的には(あくまでも個人的な意見です)過去分詞の一致は「どうでもいいよな〜、まあ重要度は低いな」と思っています。
確かにややこしいし、ネイティブにとっても難しいことで、苦手な人も大勢います。
だって、音が変わらないから。
1.Elle s'est lavée.
2. Elle s'est lavé les mains.
「laver 何?」は1. の文は「laver 自分」なので、過去分詞の一致が必要なのです。一方2.の文は laver les mains(手を洗う)なので、過去分詞の一致は必要ありません。
この3条件が揃ったときに、直接目的語の性・数に合わせて「過去分詞の一致」をしなければいけません。
ちなみに、
Tu t'es déjà lavé les mains ?
- Oui, je me les suis déjà lavées.
なのです。
les に一致する必要があるのです。
ややこしいですね〜。
実は音が変わらないからこそ、ややこしいのです。
判断をするには「文法知識」が必要なのです。
一方、過去分詞の一致をすることで音が変わることもあるのです。
この場合は知識がなくとも、過去分詞が一致していることが音からすぐに分かるのです。
Tu as pris cette belle photo où ?
- Je l'ai pris[z] à Paris.
Tu as fait cette tarte toute seule ?
- Non, je l'ai fait[t] avec ma fille.
Qu'est-ce que tu as fait des clés ?
- Je les [z]ai mis[z] à l'entrée.
pris は prise
fait は faite
mis は mises
と一致をする必要がある理由は、もう説明をする必要はないですよね。
基本動詞の中で prendre / faire / mettre の3動詞は、音から簡単に一致を想像することができるので、正しく書くこととができるのです。
「過去分詞一致をするからややこしい」ではなく、「音があるから過去分詞の一致がわかりやすい」という発想だと少し気が楽になるはずです。
ご参考まで
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