今日覚えたい発音
安藤博文と志水じゅん
何が違うのでしょう?どこが違うのでしょう?
あっちの方が若くて、あっちの方が目鼻立ちがしっかりしていて、あっちの方が落ち着いて話して、あっちの方が文章力があって…
そういう自虐ネタではありません。
まず皆さんに質問です。「安藤博文」って発音する時に、何度舌が上顎または歯の裏にあたっていますか?
わかります?
まずは自分のフランス語の発音をうまくしたいと言う前に、自分では見ることができない口の中がどうなっているか、ということを感じる癖をつけましょう。普段から意識をするのです。
舌のどの部分が盛り上がっているのか。
舌の先は歯に付いているのか、上顎に付いているのか。
舌はどんな形になっているのか。
息が口の中のどの部分を通って外に出ているのか。
意識をする癖をつけると、少しずつですが口の中が「見えて」きます。
「安藤博文」は、一般には舌が上顎に2回付いて名前が発音されます!
自然な速さで、名前を読んでみてください。
あ・んどー ひろふみ
2回です。
「ど」が直後に来ることがわかっているので、「ん」の発音をした後でも舌が上顎を離れることはないはずです。普通はね。
人間は未来を考えて生きているのです。
一方、志水じゅん、は微妙です。
微妙ですよね。
怪しい眼鏡をかけているし、よくフランスに行っているし、突然歌ったりするから、めっちゃ微妙…
ということではなく、「何回舌が上顎に付くか」が微妙です。
そういう意味ですよ!
「じゅ」の部分では間違いなく一回付くのですが、「ん」の部分は自分でもよくわかりません。
ダラっ、と発音すると、最後の部分が「鼻母音化」して、「じゅ」の最初の部分で一度だけ舌が上顎に付きます。
キリっ、と発音すると、「ん」の部分で一度離れた舌がもう一度上顎に戻ってきて「ん」の音を作ります。
56年間?気づいていなかった!!!!!!
まずはご自分の名前を発音する時に、口の中がどんな変化をするかを感じてみてください。
唇の関与は、ともに1回づつですね。
(なんだかいやらしく感じてしまいますが、そういう事はアリマセン!←強く否定)
ご参考まで