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今日覚えたい発音

œuf をどう発音する?

Tu veux un œuf ?
Tu veux de l'œuf ?
Tu veux des œufs ?
Tu veux l'œuf ?

「上記の4文を2グループに分けてください。」
学習者は「意味」で分類しがちですが、発音を考えるときには、原則的に意味ではなく「文法や構造」で考えるのです。

ここでは…
œuf(単数形)か œufs(複数形)か
考えるのはそれだけです。

ルールは次のとおりです。
単数形のときは [f] を発音する、複数形のときには [f] を発音しない。

œuf に関しては、細かい発音の動きというか揺れも感じられます。
(ここは読み飛ばしても大丈夫です。枝葉末節にこだわる人のみ読んでください)

Tu veux un œuf [œf] ?
Tu veux de l'œuf [œf] ?
Tu veux des œufs [(z)ø] ?
Tu veux l'œuf [œf] ?

人や、地方や、場面により絶対的ではないので一概には言えないのですが、最後の [f] を発音するかしないかだけではなく、œu の発音が変わります。
単数形のときは [œ] と少し広めに発音され、複数形のときはœu [ø] と少し狭めに発音されます 。
(音の違いを感じたい方は、le Ciel フランス語教室までお越しください)

同じルールが、bœuf(s) と os にも適応されます。

Hier j'ai vu un troupeau de bœufs [bø], et j'ai mangé du bœuf [bœf] le soir.
牛の群れを見たよ。夜には牛肉を食べた。
Il y a un os [ɔs] dans l'histoire.
この話には問題があるなぁ。
D'après le spécialiste, j'ai les os [le.zo] fragiles.
専門家いわく、私の骨は弱いようです。

もちろん例外はあります。
表現として固まっているものは、発音のルールの網から逃れます。

le bœuf gras [bø.ɡrɑ] 謝肉祭の飾り牛

最終ルールは次のとおりです。
単数形のときは最後の子音 [f] や [s] を発音する、複数形のときには [f] や [s] を発音しない。(例外あり)

ご参考まで


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