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今日覚えたい文法

ne - que は否定表現ではない!
(過去の記事の内容と重複します)

どうしても「否定表現」だと思い込んだり感じてしまったりするようです。

1. 否定表現として、ne - jamais や ne - plus と同時に習うから:
これは教育者側に問題がありそうです。教科書でも「否定表現」として分類されているし、そのまま教えるから学習者も「否定表現」と捉えるのでしょう。

2. 日本語訳が「〜しかない」となっているから:
これも教育者側の配慮不足でしょう。

下記の例文を見て、何を否定しているか考えてみてください。

Mon copain ne dit que des bêtises.
わたしの彼氏はバカなことしか言わない。
→バカなことばっかり言っている。

Ghislain ne boit que de la bière à table.
ジスランは食事時はビールしか飲まない。
→ビールばっかり飲んでいる。

訳が「〜ない」となっているだけで、何も否定していませんよね。
むしろ強調というか、que の直後にある表現にスポットライトを当てて聞き手にそれを伝えたいのです。

また、否定表現ではないので、pas de とは違い、冠詞は des や de la のままであることも注意してください。
また、ne はもう忘れましょう。多くのネイティブがもうとっくに使っていない表現を後生大事に言っても、時代に取り残されているだけです。

J'ai visité l'Allemagne il y a 10 ans par là… qu'une seule fois.
10年前くらいにドイツに観光に行ったな。1度だけだけどね。

Il fait pas très beau. Alors vous êtes pas nombreux. Que 2.
天気が良くないからか、今日は人が少ない。2人はいるね。

Je bois du vin que quand je suis avec toi.
ワインは飲むよ、ただし君と一緒のときはね。

que は否定表現ではなく、「限定」または「強調」表現です。

ご参考まで

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