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今日覚えたい文法

過去分詞の一致

Marie s'est lavée.
Marie s'est lavé le visage.

Nous nous sommes appelé(e)s.
Nous nous sommes téléphoné.

代名動詞が複合(過去)形で用いられる時に、ぜひ気をつけたいのが「過去分詞の一致」です。

ルールは単純です。

再帰代名詞 se(もしくは相当語句)が動詞の直接目的語であれば「過去分詞の一致が必要」

laver という動詞は「laver + 何を」という形で使うと規定されています。
直接目的語に相当する名詞がない、ということはありえないのです。名詞が1つしかなければ、その名詞が直接目的語です。2つあるときは、意味を考えましょう。

Marie s'est lavée.
この時は laver に関わる名詞が se しかありませんね。したがって se が直接目的語、過去分詞の一致の必要があるのです。

一方、
Marie s'est lavé le visage.
は何を洗ったのかを考えると、もちろん「顔を洗った」のですよね。ということは、se は直接目的語ではないということです。したがって過去分詞の一致の必要はありません。

appeler と téléphoner は同じような意味で「呼ぶ、電話をする」ということですが、動詞が要求する形が違っています。

appeler 名詞
téléphoner à 名詞
と、辞書に書いてあります。

appeler は直接目的語を取り、téléphoner は間接目的語を取るのです。

訳で考える前に「構造・形」で考える癖をつけると、一気に解決することが増えますよ。

ご参考まで

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