今日覚えたい文法
〜みたいに、〜のように
・女優さんのようにきれいだね。
Elle est belle comme ____.
さて comme の後にどんな語・表現を入れますか。
「どんな女優さんでも美しい」という前提で話が進んでいます。それでいいのか?とも思ってしまうのですが、まあそこは気にしないでおきましょう。
何百人といる女優さんを一人適当に選んでみても、その人と同様に彼女は美しのです。
「一人を適当に」なので不定冠詞が使われます。
Elle est belle comme une actrice.
Il est gros comme un sumo. 力士のように太っている。
Mon jardin est grand comme un mouchoir de poche. 猫の額ほどの庭がある
・Aix でも日本のように暮らせます。
À Aix, on peut vivre comme ______.
Aix での暮らしと日本での暮らしを比較しているのです。
vivre à Aix と vivre au Japon の対比なので、文法的に共通のものを外して残ったものを「比較対象」だと考えればいいのです。
もうおわかりですね。
À Aix, on peut vivre comme au Japon.
à Aix と le Japon の比較はできないので、comme le Japon は間違いです。
さて comme の後にどんな語・表現を入れますか。
・フランスは大阪のように暖かいね。
Il fait _____________________.
さて どのような表現で文を完成させますか。
上のシステム「文法的に共通のものを外して残ったものを「比較対象」だと考えればいい」を利用すると、次のような文にたどり着きます。
Il fait doux en France comme à Osaka.
はい、これはこれで正解なのですが、個人的には若干の違和感を伴います。
comme à Osaka ということは、大阪が暖かい町だというと認識をしてそれとおなじだ、と伝えているのです。つまり、パリと大阪の待ちを同列で比べているのではなく「大阪が先にありき」なのです。
Elle est belle comme une actrice を考えてるとよくわかります。
2つのものを同等に比較するときには comme ではなく "aussi + 形容詞" や "aussi + 副詞" という構造を使います。
もちろん比較対象を que を使って表しているので、前半部分ある方が「主」なのですが、comme ほどの大きな違いは感じられません。
Il fait aussi doux en France qu'à Osaka.
同等に2つのものを比較しているので、
Elle est aussi belle qu'une actrice. は文法的には正しいのですが、実際にはほとんど使われない文なのです。
Jack parle français aussi bien que moi qui suis français.
Jack parle français comme un Français.
ご参考まで
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