今日覚えたい語の使い方
「まし」と pire の共通点
(今)外は寒いのかな?(ずっと籠もっているから外のことはわからない)
「昨日よりマシです。」
どう訳しますか?
実は… 簡単には訳せないのです。
「マシである」ということは、2つのことを同時に表していると、思うのです。
1.. 前提として、(昨日は)ひどかった、寒かった、暑かった、など。好ましくないことが前提として存在します。
2.. その度合いが、落ち着いている、穏やかである、それに比べると酷くはない
Il fait froid ?
- Il fait moins froid qu'hier.
昨日よりも寒さが酷くはないです。
雪国で雪がふらなくて困っている人にとっては、il fait froid. は望ましいことなので、il fait moins froid. は「マシ」ではないのです。
昨日は暑かったね、でも今日はマシだね。
同じく短くは訳せないです。(訳せる方がいらっしゃたら、教えてください。知りたいのです。嫌味ではなく、知らないので苦労をしているのでこんな記事を書いています)
pire も同じように2つのことを表しています。
1.. 前提として、(昨日は)ひどかった、寒かった、暑かった、など。好ましくないことが前提として存在します。
2.. その度合いが、更にひどい、悪化している、それに比べるとさらに酷い。
Ce gâteau est mauvais, mais celui-là est pire !
このケーキもおいしくないけど、こっちのほうが酷い!
Il a fait mauvais hier, mais aujourd'hui, il fait encore pire !
昨日も天気が悪かったけど、今日はさらにひどいね。
このような形容詞をうまく使うのは、かなり難しいですが、訳語だけではなく場面を想像して表現を覚えてください。
Le nouveau premier ministre ?
- Il est encore pire !
ご参考まで
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