今日覚えたい文法
古くて新しいとは?
Une vieille crêpière neuve
古くて新しいプレープパン
一部の形容詞は「名詞の手前の置くのか」「後に置くのか」で意味を(少し、もしくは大きく)変えるものがあります。
vieux / vieille もその一つです。
シンプルに書きます。
・名詞の手前にあるときは、存在・関係している時間が古い(長い)、のです。
その名詞の状態や見かけ(ボロボロである、壊れている…)には一切言及していません。
un vieux modèle:昔からあるデザインの商品
un vieux Lévi's:昔(からはいている、のデザインの)リーバイス
la vieille église de la ville:町に古くからある教会
mon vieil ordinateur:以前からずっと使っているコンピューター
J'ai une vieille guitare qui a 45 ans, qui sonne bien, et que je ne revends jamais.:45年も経つ古いギターを持っている。良く鳴るし、絶対に売らない!
neuf は必ず名詞の後に置かれる形容詞です。(名詞の手前に置けば、「9つの」という数詞と認識されます)
(冠詞は別にして)
livre neuf:新しい本
neuf livre(s):9冊の本
une crêpière neuve
un livre neuf
って何が「新しい」の?
ズバリ「新品である」ということです。
ただそれだけ!
誰も使っていない、新品、つまり「さら」←関西弁だと思われます。
もちろん多くの場合、新品は新製品であることが多いはずです。
でもタンスの奥を探してみてください。
数年前に買ったっきり忘れていた「ワンピース」はありませんか?
中学生の時にラジオの景品(MBSヤングタウン!)でもらって大切に閉まっておいて忘れていた「キーホルダ」が出てきました。
勢いで製造中止に鳴るという噂を聞いて買ってしまったギターは、もったいなすぎてケースの中で20年眠ってます。
全部(時間は経っていますが)「新品」ですよね。
une robe neuve
un porte-clés neuf
une guitare neuve
ちなみに neuf/neuve の反意語は d'occasion です。
Une vieille crêpière neuve
古くて新しいプレープパン
つまり我が家にずっとあるけど(vieille)一度も使っていない(neuve)crêpière が見つかったのです。
形容詞は、「位置」と「意味」をきっちり覚えましょう。
ご参考まで